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 乃木坂46きっての“歴女”として知られる山崎怜奈が自身初の書籍「歴史のじかん」(幻冬舎)を発売。テレビのクイズ番組の常連でラジオの帯番組も好評だ。地道な努力を続けた彼女がさまざまな分野で頭角を現している。

 同期で自身もラジオパーソナリティーとして活躍する新内眞衣も山崎の姿は「後輩の見本になる」と語る。そんな2人にラジオのこと、2月23日に迫る「乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE」についてなど語ってもらった。そして山崎に卒業を発表している同期の堀未央奈を「歴史上の人物に例えると?」と質問すると、新内も驚く答えが返ってきた。

ーー2人はラジオパーソナリティーとして活躍されている共通点があります。山崎さんは「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(TOKYO FM)、新内さんは「乃木坂46のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に出演されていますが、ラジオで活動することのおもしろさとはどんなところでしょうか。

新内:私の番組は毎週水曜深夜の生放送なので、リスナーさんは、それこそベッドの上で聞いてくださっている人もいらっしゃると思います。最近はメンバーとの2人体制なので、それこそ他愛もない話を盗み聞きしているような内容なのかなって。アイドルは今、握手会が開催出来なくて、ファンの方に遠い存在に思われがちなのかもしれませんが、意外と普通の女の子たちが日々頑張って、活動しているんです。

山崎:うんうん。

新内:私は共演メンバーの素の部分を引き出してあげたいと思っているんです。そうすることで、リスナーさんに親近感を抱いてもらえるというか…ファンの方って共通点を持ってるメンバーを推す傾向にあると思うんです。例えば岐阜出身だったら、未央奈のことが気になるでしょうし、その子のパーソナルな部分を引き出すというのは、1人でラジオをやっていた時と違う楽しさがあります。

山崎:私は毎日のように出演しているので、リスナーの皆さんが通勤・通学するかのように、もはや日常の1つになっているんですけど、今日あったことを報告したり、リスナーさんも「こういうことがあってさ」とメールを送ってくださったり。日々の中で、お話する相手がたくさん増えたことが楽しいですね。

ーーラジオの経験がアイドル業に活きたことはありますか?

新内:それこそメンバーとよく話すようになりましたね。ラジオを一緒にやる上で距離感があると、番組も面白くなくなるし、リスナーさんにもそういう部分が伝わってしまうと思います。なにより私は29歳なので、10代のメンバーはちょっと怖いんじゃないかなと思うんですよ(笑)。自分が10代だった時、29歳は「大人」なイメージがあったので。

山崎:確かにね。

新内:なので番組に来てもらった時には積極的に話し掛けて、肩の力を抜いてもらうようにしています。そして、その場限りってならないように普段も話し掛けるようにしています。

ーー山崎さんは自身初の書籍を発売されました。ほかにもクイズ番組にたびたび出演するなどアイドルには収まらない活躍をされていますが、その現状をどう受け止めてますか?

山崎:純粋にありがたいですし、楽しくやらせてもらっています。最初は「乃木坂の山崎さん」って認知されていたんですけど、最近は「山崎さんって乃木坂46なんだね」と驚かれる機会も増えました。これからも色んな方に乃木坂の新たな一面を見せていけたらと思います。

新内:ザキの道を切り開いて行く姿は本当にすごいなって思います。ただ“好き”でもそれが必ず仕事に繋がるかといえば、そうでもなかったりします。けどザキは人の心を動かす何かを持っているし、努力も続けている。だからこうやってお仕事の幅が広がっていると思うんです。

山崎:いやいや。

新内:同期として刺激になるし、後輩たちにもザキの活躍は見てて欲しいと思うんです。ザキのように得意なジャンルを突き詰めて、様々な分野で乃木坂46のメンバーが活躍していくと、結果「乃木坂ってすごいグループなんだね」と思ってもらえるんじゃないかなって。

山崎:私もまいちゅんのラジオはずっと聴いていたし、刺激をもらっていました。それこそ「オールナイトニッポン0」の時代から。「継続は力なり」という言葉が好きなんですけど、まいちゅんはそれを体現しているメンバーですし、リスペクトしています。

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ーー「乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE」のリハは順調ですか?

山崎:私、課題が山積みなんですよ。

ーーそうなんですか?

山崎:年々、振り覚えが悪くなってきているんです(笑)。周りのメンバーに助けてもらいながら頑張っています。でも瞬発的な表現とか集中力は2期生の強みだと思うので、そういうものを表現したいと思います。

新内:配信ライブは画面に映るものが全てなので、ファンの方がいくら推しメンを追いたくても追えないんです。だからこそ全員で画面から目が離せないライブにしないといけないと思っています。

山崎:トイレに行くのも水飲むのも“惜しい”と思ってもらえるような、それくらいの時間にしたいよね。

新内:画面に出てくる人「みんなかわいい!」「みんなすごい!」って思われるようなね。

ーーバスラの後は期別毎のライブも予定されています。2期生は2020年に配信ライブも行っていますね。

新内:あれがあったからこそ、期待してくださっているファンの方も多いと思います。私たちもまた気持ちを引き締めて、挑まないといけないですし、そういった意味で、プレッシャーは感じています。

山崎:期別ライブは長年応援してくださっているファンの方にとっても特別なステージになると思いますし、そういうのをこちらも想像しながら、頑張りたいなと思います。

ーー「バスラ」そして期別ライブも楽しみにしています。最後にひとつ山崎さんにお願いが。

山崎:なんですか?

ーー卒業を発表している同期の堀さんは7枚目シングル「バレッタ」でセンターに指名され、以降2期生の顔として活躍してきました。そんな堀さんを歴史の人物で例えてくれませんか。

新内:あははは(笑)。面白い。

山崎:うーん(笑)。未央奈は美的センスがすごくありますし、同時に人を巻き込んでお仕事に繋げていく力もあります。ユニット曲の幅の広さだったり、自分の雑誌の連載に後輩を呼んでみたり。なので、千利休ですね。「お茶のおじさん」というイメージが強いと思うんですけど、あの人商才に長けているんです。

新内:へー! ごめん、お茶のおじさんってイメージだった(笑)。

山崎:そういう意外な一面も「歴史のじかん」に書いてあるので、ぜひ読んでみてください。

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