舞台『千と千尋の神隠し』が来年2月の帝国劇場を皮切りに、大阪などの主要都市で上演することを26日発表し、主演の『千尋』役には女優の橋本環奈(22)と上白石萌音(23)がWキャストで演じることが分かった。
橋本は、帝国劇場で初舞台を踏むことについて「女優というお仕事に携わらせて頂いている身としてはこんなに幸せなことはありません」と明かし、「プレッシャーや不安が無いと言ったら嘘になりますがまずは私らしく、今回の初舞台楽しくのびのびと演じたいと思います」と意気込みを語った。
また、映画『千と千尋の神隠し』を繰り返し見たという上白石は、「幼い頃は千尋の両親が豚に変わってしまうところが恐ろしくて、泣きわめきながらも目が離せなかったのを覚えています。一番好きなのは、千尋たちが銭婆の住処を訪ねるシーンです。何度見ても新鮮な感動があり、歳を重ねるにつれ味わいが深まる。名作の力に脱帽します」と、作品との思い出を語った。
来年の上演に向け橋本は、「生でのエンターテイメントというのは同じ台本であっても1回1回、命を吹き込んでいき、日々形を変え、進化していく。お客様が観る舞台というのは毎回、唯一無二であると思います」と明かした。
一方、上白石は、「人と人との距離が遠くなってしまった今、同じ空間で過ごせることがいかに尊いか痛感しています。本作の上演の頃には、皆様が安心して劇場に足を運べる世の中になっていますようにと切に願っております」と、平穏な世の中で上演できることを願った。
(ABEMA/『ABEMA NEWS』より)