「サメを知る事が地球全体を考える事に繋がっている」ナスDが説く、奥深きサメの歴史とその生態
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 「ナスD大冒険TV」で配信中の「1人ぼっちの無人島0円生活~巨大鮫が眠る島 編~」の中で、ナスDの口からサメに関する雑学が語られた。

 ネパール奥ドルポで幾多の峠を越え、ついに辿り着いたヒマラヤ最奥の集落・ティンギュー。数日間にわたる取材を終え、ナスDが帰国すると、今度は無人島へと直行し“1人ぼっちの無人島0円生活”ロケを敢行。バイきんぐ小峠英二西村瑞樹)の2人がこのロケの様子を見守る。

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 無人島生活7日目、日々サメと向き合っているナスDが雑学を展開。

▶映像:ナスD、サメに関する雑学を語る(4分55秒頃~)

 「人間が捕獲したり、ゲームフィッシングが流行ったり、ヒレだけ取って捨てちゃったりされているので、サメの数は減ってるんですよ」と説明。スタッフから「ゲームフィッシングというのは何ですか?」と質問されると、「映画『JAWS』が放映されて、その時にサメは悪者になったんです。世間が“悪いサメを釣ろう・退治しよう”という流れになって、釣り上げて楽しむだけの競技が始まりました。それでサメ自体の数が減ってしまった」と説明した。

 続けて「1番大きい原因は“フカヒレ”です。獲ってリリースするんじゃなく、ヒレを取ってから海へと返すので、当然死んでしまいます。サメは少数精鋭という繁殖形態をとった事によって、1回に子供を産む数がスゴく少ないんです。最大2匹しか子供を産まないサメもいます。なので、現状7割のサメが絶滅危惧種に指定されているんです」と話した。

 「人類の誕生は7000万年前。でもサメは4億年前から地球上に存在していたと言われてます。そこから進化を遂げてきたんです。でも人間がゲームフィッシングなどをしてきたせいで、数が減った。少数精鋭という繁殖形態ならば、捕獲されることで当然数が減ります」

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 「僕が無人島生活を始めて19年が経ちましたけど、サメが減っていることを実感します。昔はよく見かけましたから。ロケをしていて、海に深く潜るとサメがいたんですよ。でも今は本当に見なくなりました」

 そんなサメの貴重さを知っているがゆえ、今回ありがたみを感じながら1匹まるごと完食する事にこだわった。「サメというのは“最強で最弱の魚”なんです。人間を敵に回しちゃったっていうね。今は日本人もサメを食べますから。でもサメ肉が有名な産地の人たちはちゃんと気づいているんです。肉をちゃんと食べないと、ヒレも取っちゃいけないんだって」。

 そして「何事も人間目線だけで見ちゃダメですね。実はサメを知る事が地球全体を考える事に繋がっているんですよ」と考えさせるような言葉を投げかけていた。

 このナスDの説明を聞いた小峠は「確かに仰っていることは正しいよな。ヒレだけじゃなく、ちゃんと身も食べなくちゃいけないというのは確かにそうだよなぁ…」と頷いていた。

ABEMA「ナスD大冒険TV」より)

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