携帯電話にはアプリ、居住区はフェンスで囲まれ… ウイグル人への厳格管理の現状
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 27日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、ウイグルの地で起きているウイグル人への「厳格な管理」に関する証言が明かされた。

 この日は「中国政府による民族大虐殺 ウイグル人の証言」と題して、ゲストに日本ウイグル協会の人物を招き、中国で起きていると言われているウイグル人への弾圧について特集をした。

 番組では、奇跡的に強制収容所から出ることができ、現在アメリカで暮らしているウイグル人女性の5時間におよぶ単独インタビューに成功。中国政府の弾圧によって変わってしまったウイグル・ウルムチ市内の様子について話を聞いた。

▶動画:収容所での拷問・性的暴行…ウイグル女性の独占インタビュー映像(24分30秒頃~)

 女性は「2016年ごろからウイグル人のパスポートが取り上げられるようになり、多くのウイグル人たちが理由もなく拘束(された)。収容所や刑務所に投獄をされ始めた」と証言。地方からウルムチ市に来ている人々は強制的に出身地に戻され、ウルムチ市で家を購入して定住している人たちも例外ではなかったという。

 さらに役所からは、各家庭に「携帯電話を検査するアプリを入れなさい」という通知が届いた。街には300メートルおきに検問所があり、アプリを入れていないことが発覚すれば、即収容所行きになると脅されたため、大人から子どもまでが慌てて携帯電話を役所に持って行くことになったとのこと。アプリを入れた携帯では「神のご加護を」など宗教色のある言葉を使うと、3分以内に警察から電話があり、警察署に連行され取り調べを受けることになるそう。

携帯電話にはアプリ、居住区はフェンスで囲まれ… ウイグル人への厳格管理の現状
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 また、団地や居住区はフェンスで囲まれ、出入り口は一か所のみ。出入り口には顔認証カメラが設置され、顔認証を受けなければ通れなくなるという厳格な管理がなされていると告発をした。

 ほかにも外国に親戚がいたり、外国渡航歴のある人物が収容所行きに。両親とも収容所行きとなり、孤児となった子どもをほかの人が助けたりご飯を与えたりしても「犯罪者を助けた」と言われて罰せられるという信じがたい実態があるとも語った。

 ウイグル人たちはみんな、心のなかで「ウイグル人である限り、必ず収容され、いつか自分の番がくる」と恐怖と不安でいっぱいで、家のなかでの会話も録音されていることも明かされていた。

中国政府の弾圧によって変わるウイグルの街
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ウイグル人女性"命がけ"で投稿されたTikTok動画
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