「サービスにはとても満足しました」ウイグル人女性が強制収容所から出る際に欠かされた大量の書類
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 27日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、ウイグル人の女性が入れられていた強制収容所から出ることになった経緯について語る場面があった。

 この日は「中国政府による民族大虐殺 ウイグル人の証言」と題して、ゲストに日本ウイグル協会の人物を招き、中国で起きていると言われているウイグル人への弾圧について特集をした。

 番組では、奇跡的に強制収容所から出ることができ、現在アメリカで暮らしているウイグル人女性の5時間におよぶ単独インタビューに成功。女性は収容所内でおきた壮絶な暴行や性的虐待について涙ながらに解説をした。

▶動画:収容所での拷問・性的暴行…ウイグル女性の独占インタビュー映像(48分頃~)

「サービスにはとても満足しました」ウイグル人女性が強制収容所から出る際に欠かされた大量の書類
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 女性は収容所から出ることになった経緯について語った。ある日看守に呼ばれると、収容所に入る前に着ていた服に着替えるように促されたという。看守は女性の頭に袋をかぶせ、手錠をかけた状態で車に乗せ、そのままウルムチ市内の警察署へと運んだそう。

 拘束を解かれると「収容所で見たことを一切言うな、中であったことを言ってはならない、笑顔で警察署に入れ」と命令され、警察署では「自分の意志で再教育キャンプに行きました」「センターで受けたサービスにはとても満足しました」といった、大量のウソだらけの書類へのサインを求められたという。

 女性はその後、収容所を出るために夫の働きかけがあったことを知ったそう。夫はパキスタン大使館に行ったものの門前払いをされたが、「お前らの対応と、無実の妻が不当に拘束されていることを全部報道機関にバラす」と怒鳴りつけたという。

 その後すぐに、夫のもとに公安局から「奥さんを釈放しますから、記者とは合わずウルムチに戻ってきてください」という連絡が入り、開放につながったのだと語った。

 VTRを見た竹山は沈痛な面持ちで「これって……どうも私には、彼女がウソをついているようには考えにくい」と自らの考えを述べていた。 

中国政府の弾圧によって変わるウイグルの街
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