27日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、日本ウイグル協会の協会員たちが中国で起きているウイグル人への弾圧について「日本でできること」を訴えた。
この日は「中国政府による民族大虐殺 ウイグル人の証言」と題して、ゲストに日本ウイグル協会の人物を招き、中国で起きていると言われているウイグル人への弾圧について特集をした。
協会では現在、街頭演説やビラ配りといった活動をしており、まずはこの問題を知らない人々への周知、そして人権問題を重視する国会議員たちへの働きかけへも行っているそうで、協会の理事であるハリマト・ローズ氏は「ウイグルのことを少しでも知ったら、隣の人に知らせてほしい」と呼び掛けた。
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日本国内では、働き口に困っているウイグル人へ手を差し伸べる動きも出てきており、協会ではその調整も行っているそう。協会では会員を募集しており、詳しくは公式サイト(https://uyghur-j.org/japan/)に情報が記載されている。
協会の副会長であるアフメット・レテプ氏はは「知らなければなにも対策はできない。まずは広く知ってもらうためにも我々は頑張らないといけないので、我々の活動を応援してほしい」「1人1人が投票をした議員さんたちに対して、この状況に対してなにをしようとしたのかを問いかけてほしい」と、具体的な行動を促してほしいとコメントをした。
また、協会理事のグリスタン・エズズ氏は清水ともみ著の『命がけの証言』(ワック出版社)を紹介。中身はわかりやすい漫画になっており「ぜひ手に取ってこの問題を知っていただきたい」と語ると「『必ず私たちの言葉を信じてください』と言いませんが、否定しないでほしい」と、訴えに対して「ウソ」という言葉を投げかける人物の存在がいることを明かした。
竹山は最後に中国国内ではウイグルを始めとした人権問題が噴出していることに言及して、ネットを通じてこの事実を広めてほしいと訴え。さらに中国人であっても、この問題を知らない人は多いとして「日本に中国人が来たときに『こういうことがあるよ』と教えてもらえたら」と語った。