同性愛者であることを公表している元バレーボール選手の滝沢ななえが8日に自身のアメブロを更新。カミングアウトに至るまでの気持ちを明かした。
この日、滝沢は「昨日は以前取材して頂いた記事が 何やらYahoo!ニュースになっていたみたいで 母やクライアント様や友達から連絡がありました」と報告。続けて、よく取材時に「なぜカミングアウトしようと思ったのです?」という質問を受けることを明かし、「私と同じように 同性を好きになる人って 自分が思っているよりたくさん居て 思いを共感したり、感情を共有したり そして誰かの何かになれたら良いなと思ったから」と理由を明かした。
続けて「最近はほんの少し 記事として取り上げられて頂けることが増えて嬉しい」と述べるも、「発信すればするほど 自分たちは普通じゃないけどそれを認めてくださいね!と、押し付けになってしまっているんじゃないか?とか 自分たちにとってこれが普通なことなら 別に発信しなくても良いのかな?とか そんな風に考える事も増えてくる。すごくもどかしい気持ち」と本音を告白。
一方で「いつでも思っているのは 認めてくださいね!と言うよりは…こういう人もいるんですって 存在を知ってもらえたら」「認めてくれ!じゃなくてね」と説明し、「だって多様性を主張している私たちがさ 相手の様々な反応を受け入れられないって それはちょっと違う事だよね。やはり色々な受け止め方があって それはそれで良い事だと思うし自然な事だと思う」と自身の考えをつづった。
また「どんな反応があろうとも 私みたいな人って割と存在しているんだよって そんな事を知ってもらえたら嬉しい」「ひょっとして皆さんの周りにも 私と同じような人もいるかもしれない」と述べ、「もし大切な家族から 大切な友達から 大切な同僚から 同性愛者である事をカミングアウトされたら あたなはどのような反応をしますか?」と問いかけた。「もちろんどのように反応するかも自由です。そんな事を少しだけ考えてくれたらなと思います」とつづり、ブログを締めくくった。