ファミリーを中心に長年愛され続けるきかんしゃトーマスシリーズの劇場版最新作『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』が3月26日(金)より全国公開。最新作の公開前に、時代とともに、進化を遂げてきた「きかんしゃトーマス」長編作品の歴史を辿る過去の名作を紹介する。
劇場長編作品の歴史はここから始まった!『きかんしゃトーマス 魔法の線路』(2000)
「きかんしゃトーマス」シリーズの記念すべき初の劇場長編作品。トップハムハット卿が休暇でソドー島を離れることになり、代わりにシャイニングタイムの車掌であるミスター・コンダクターが来てくれることに!しかし、ミスター・コンダクターがソドー島とシャイニングタイムを行き来するために使用していた「魔法の粉」が尽きてしまうというハプニングが発生し、彼の窮地を救うためにトーマスたちが立ち上がる。
長編第1作目にして、人形劇と俳優陣による生の演技を組み合わせて製作された挑戦的な本作。子供の頃、トーマスを見ていた今の大人たちは、人形劇のトーマスに懐かしさを感じる人も多いのではないだろうか。公開から20年以上を経ても、色褪せることなく、トーマスの勇気と優しさに触れられる作品となっている。日本公開当初はシリーズ初の劇場長編作品ということで、多くの観客が劇場へ押し寄せ、上映期間が延長されたほど。その人気は衰えることなく、今もなお世代を超えて愛され続けている。
最新作でもキーパーソンとなる人気キャラクターの初登場作品! 『きかんしゃトーマス 伝説の英雄』(2010)
原作絵本出版65周年に公開された初の3DCG作品!ある夏の日、見知らぬ支線に入ってしまったトーマスは、古びた機関車を見つける。その機関車は「ヒロ」と名乗り、はるか昔に日本からやって来たことを伝えると、トーマスはヒロを以前の姿に修復してあげたいと思い…。
今でこそお馴染みのキャラクター・ヒロが、初登場した本作。シリーズ初の日本のキャラクターは大きな反響を呼び、ソドー島では珍しい黒い車体や、真面目で仲間思いの性格から人気キャラクターへと成長した。
また、最新作『おいでよ!未来の発明ショー!』で登場する世界最速の超特急・ケンジはヒロに続く11年ぶりの日本生まれのキャラクターとなり、そこではケンジとヒロが出会うシーンも描かれている。また、昔ながらのファンはクスっとくる二人に共通するとあるエピソードも‥?日本のキャラクターが大活躍する『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』にも注目だ。
魅力的なキャラクターが続々登場!シリーズ初の挑戦作! 『きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー』(2019)
ある日、トーマスは世界一周のレースに出場するラリーカーのエースと出会い、自分も世界一周の旅に出ると決意。ソドー島を飛びだしたトーマスはアフリカ、中国、アメリカと様々な国々を巡る旅に出発する。たくさんの「初めて」に心躍らせるトーマスと一緒に、新しい文化や景色に触れることができるアドベンチャーな一作。
本作ではケニア出身の女の子機関車・ニアが登場!帰るところを無くしていたニアはトーマスの世界一周の旅に同行し、最後はソドー島に迎え入れられ、今では人気の女の子キャラクターとなった。2018年、初の試みとして、国連と持続可能な開発目標(SDGs)の共同企画を打ちたてた「きかんしゃトーマス」シリーズ。ニアは、SDGsが掲げるジェンダー平等や、国家間の平等、平和と公正をすべての人に、など様々なメッセージを体現したキャラクター。まさに時代と共に進化する価値観を子どもに伝え、育む「きかんしゃトーマス」の代表作と言える。
このように長い歴史を歩みながら、世代を超えて愛されながら進化を遂げていった「きかんしゃトーマス」シリーズ。今回紹介した3作品以外にも様々なキャラクターが活躍する名作が揃っている。そしてユニークな発明品が数多く登場し、夢のような未来を描くワクワクドキドキの『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』にも注目だ。
ストーリー
ソドー島で開かれる“未来の発明ショー”に世界中の発明家たちが大集合。日本からきた世界最速のケンジや、怪しい2人組を乗せたサニーもやってくる。発明家のルースから、「機関車は史上サイコーの発明よ」とほめられたトーマスは、ショーを盛り上げようと大活躍。ところが、ダンスする巨大ロボットや、自動ミルクシェイクマシーンにワクワクしている間に、空飛ぶ車の設計図が盗まれた!行け、スチーム・チーム!力を合わせて未来を守れ!
(c)2021 Gullane(Thomas)Limited