3月1日から始まった、2022年卒の就職活動。新たな一歩に期待を膨らませる学生も多い一方、ネットには「コロナ禍の就活ってどうすればいいの?」「説明会もオンラインばかりでアピールできない…」「志望する企業はコロナでも大丈夫なの?」といった不安の声も聞こえてくる。
【映像】どんな時に嘘っぽい志望動機だと感じる? 採用担当者に聞く
そこで、ABEMA『どうする? withコロナの就活&働き方』では、3社の採用担当者を招き学生からの率直な質問などをぶつけた。
【参加企業・参加者】
・三井住友海上火災保険株式会社 島村太朗さん(採用担当)
・三井不動産株式会社 成相海太さん(人事部・新卒担当)
・UTグループ株式会社 出羽亮さん(人事責任者)
Q.嘘っぽい志望動機はどういう時に感じますか?
三井住友海上・島村さん:やっぱり自分の言葉じゃないというか。キレイな言葉を必ずしも使う必要はないなと思っていて、途中ちょっとタメ口になっちゃうくらいで全然いいんじゃないか。私は就活の時に麻雀の話をして入社した。「毎日雀荘に行って、知らない人たちと麻雀を打つ中でいろんなコミュニケーション能力を身につけました」の一本槍で入社したので(笑)。自分なりのエピソードや言葉を使えていない時は嘘っぽいなぁと感じてしまう。
Q.新卒で派遣社員はやめるべきですか?
UTグループ・出羽さん:私が見ているのは幹部候補社員という、2万人の方々を支えていくないしは未来をより作っていく数十人の採用のところ。技術職や製造ラインでは、新卒で500人程度を採用している。厚労省のデータだと非正規になってしまうが、弊社では全員正社員として雇っている。2万人のうち9割は正社員なので、そういう意味では安定しているし、安定の中でより成長していく気持ちがあれば派遣だろうがなんだろうが別に関係ないと思う。新卒で派遣社員をやめておいた方がいいとはまったく思わない。
Q.どんな人が欲しいですか?
三井住友海上・島村さん:最近よく多様性という言葉を聞くと思うが、多様性っていろんな性別や国籍の人だけのことではなくて、いろんな意見があるということだと思う。なので、自分が思いついたアイディアとか意見とか感情みたいなものをしっかり発信することができる人にぜひ来てほしいし、一緒に働きたいなと思っている。1年目だから何かしちゃダメだとかはまったくないし、1年目だからこそ気づくことや違和感があるはず。そういう発信力を持った人と一緒に働きたいなと思っている。三井不動産・成相さん:一言でいうと素直な人がいいなと思っている。答えに合わせにいくのではなくて、自分がどう思っているかということをちゃんと自分の言葉で話せる素直さ。入社する時も一緒に働く上でも、人を理解する上で欠かせない要素かなと。
UTグループ・出羽さん:我々は成長を大事にしている。20代の最初で何をしていきたいかということと、何のために成長していきたいのか、最初の3年をどう成長させていきたいかという、強い“will”のある方と挑戦心を持った人を仲間として募集している。これから見えない世界がある中で、成長感はすごく大事かなと思っている。
(ABEMA/『どうする?withコロナの就活&働き方』より)