"ナニワのカリスマ添乗員"が指摘した、福島の観光活性化の課題点は?「行って帰るだけが旅ではありません」
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 13日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、カリスマ添乗員が福島の地元の人たちに地元活性化のポイントをレクチャーした。

 この日は「春休み・GWにオススメ 福島堪能オリジナルツアー」と題して、福島県出身のピン芸人のあかつ、たんぽぽ白鳥久美子、アップアップガールズ(2)・高萩千夏がゲストとして登場。

 福島の現地の人々もリモート出演。自然農法野菜農家の「ファーム白石」の白石長利さん、水産加工「上野台豊商店」の上野臺優さん、イタリアンカフェダイニング「La Stanza」の北林由布子さん、農業を営む「TOMOfarm」助川智洋さんが地元の魅力を紹介した。

 番組の終盤では“ナニワのカリスマ添乗員”の異名を持つ日本旅行の平田進也氏に、白川さんが「どうすれば福島旅行の満足度が上がるのか」と質問を投げかけた。

 平田氏は「首都圏や関西圏から来る客をターゲットにするなら」という前提のもとに「地元の人との触れ合いが大切」と、方言ひとつをとっても「非日常」を味わえる観光となり、「トマト狩り」や「お寺の訪問」といった相互関係を築ける体験が重要だと説明。

▶映像:ナニワのカリスマ添乗員が話す"福島の観光活性化の課題点"(1時間32分頃~)

 2年ほど前にいわき市観光局と話したという平田氏は「福島の人は優しいし、いいものを作っているが、それを宣伝する力が弱い」と指摘し、「お父さん、お母さんが好きなものを福島で探す親孝行の旅」といったテーマを作るなどしてアピールすることが大事だと語った。

"ナニワのカリスマ添乗員"が指摘した、福島の観光活性化の課題点は?「行って帰るだけが旅ではありません」
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 また平田氏は「旅は気持ちを込めることが一番大切。『行って帰るだけ』は旅ではありません。みなさんの“心”が欲しいんです」と、被災地を応援したい人たちのためにも「結ぶ」「つなぐ」といったことを訴えるPRが大切だとまとめると、白石さんは「図星なところを言われた」「刺さりました」と満足げにコメントした。

 番組のエンディングで平田氏は「(定員)50人のバスに20人、15人を乗せていくようなツアーが主流になると思う」と、ステイホーム以降の旅行の形について予測をして「質を上げて内容をよくして、お客さんに魅力のあるプレゼンをして呼び込むことが大切」と提言。

 竹山は「僕らにもためになる話」と感心し、白石さんが「ぜひ『竹山ツアー』を平田さんと組んでもらって」とリクエストすると、竹山は「そういうことをやったら面白い」、平田氏も「関西圏の富裕層を連れてい行きますから」と乗り気だった。

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