シリーズ最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の来場御礼舞台挨拶が28日、都内で行われ、主人公・碇シンジ役の緒方恵美やアヤナミレイ(仮称)役の林原めぐみなど、豪華キャストが集結した。
1995年のTVシリーズ放送で社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』。2007年からは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』としてシリーズで再始動し、『:序』『:破』『:Q』の3作品が公開されて大ヒットを記録した。今回の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、「新劇場版シリーズ」の完結編で、8日の公開開始から21日間で興行収入およそ60億7000万円、観客動員数はおよそ396万人を記録している。
この日、緒方は「エヴァンゲリオンシリーズは24年前に、旧劇場版の舞台挨拶をしたきりでございまして、24年ぶりで、そしてこれだけのメンバーが揃うのは、おそらく最初で最後の機会だと思います」と感慨深げに語り、林原は「おそらく30代以降の方たちは、ここがひとつの終わりであり、10代の人にとってはもしかしたらここが入り口なのかもしれない、という思いでおりまして、その“無限ループ”を漂う人も、そして一度抜けてまた帰ってくる人も、『エヴァンゲリオン』というひとつの世界がここに存在していたんだなということを噛みしめる思いであります」とコメントした。
テレビ版の放送開始から26年も続いてきた『エヴァンゲリオン』シリーズ。葛城ミサト役を演じる三石琴乃は、キャラクターたちへの想いを明かした。「(作中で)14年経って、それぞれいろいろな経験をしてしまっているんだろうなっていう思いがあって、一緒にいられて“わーい”という風にはなれなくて、『一緒にいてくれてありがとう』と思いながらも、言葉では『ありがとう』とは言えない何かがありました」。
このコメントを受けて、加持リョウジ役の山寺宏一は「葛城、本当によく頑張ったな」と加持として労いの言葉をかけつつ、「そして何より、俺のピーをピーしてくれて本当にありがとう!」と、モザイク音の音真似を交えて笑いを誘った。三石は「一瞬泣きそうになった私がバカでした」と笑顔をみせていた。
(ABEMA/『ABEMA NEWS』より)