橋下氏「誤字脱字でこんなに大騒ぎして、日本の国会は何をやってるんだ」 官僚の資料ミス多発問題
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 27日のABEMANewsBAR橋下』に出演した内閣官房参与で嘉悦大学教授の高橋洋一氏と橋下氏が、官僚の資料ミス多発問題について語り合った。

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 橋下氏が「国会議員が“縁”が“緑”になってたとか言っているが、そのくらい文字の間違いで…分かれよと。お昼の情報番組でもフリップで説明して“官僚は劣化してます”とか言う。そりゃ違うのは分かるが、分厚い資料の中で文字が違っていることなんて当たり前だ。もちろん人の命に関わるような間違いなら問題だけれど、いま出てきている間違いに、どんな不利益があるの?って」とキッパリ。

 「そもそも政治家、トップの仕事をわかってない。そんな文字がどうのうこうのなんて関係ない。決めて、“やれ!”というのが仕事。そもそも国会議員はああいう資料を一言一句違わず読む仕事ではないと思う。それなのにこんなに大騒ぎして、本当に日本の国会は何をやってるんだ。政府が文言をすべて間違いのないようにダブルチェックするだのと言っているが、どれだけ無駄な労力がかかるか。官僚がかわいそう。ただ、重要な法案の場合はやり方を変えて、査読のように一文一文を読みながらああだこうだっていうやり方をするのは重要かなと思う。そこで文字の間違いを見つければいいんで」。

 高橋氏も「昔は間違ってなかったと皆も思い込んでいるようだが、人間がやることなんだから誤字脱字くらいあるに決まってる。しょうがないじゃないか。海外でだってそうだ。私も官僚時代に間違いを修正したことはよくあった。国会審議で誰も指摘してくれないから法律できてから直したことだってあった。改正法と言って、年度末にたくさん出す時にいっぺんに直す。

 「でも、指摘を受けた方は言い訳できないし、とにかく“すみません”と謝るしかない。それをこんなにボコボコ叩くのはイジメみたい。修正は立法機関である国会でしてくれればいいじゃないか。審議の中で、国会議員が“ここがこう違ってます”と言えば終わりだ」(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)

橋下徹×高橋洋一
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