「これ本当にやりたい」 湊かなえ氏が6年熟成させた“自身が主人公のミステリー”に稲垣興奮
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 4日放送のABEMA『7.2新しい別の窓 #37』で、稲垣吾郎が小説家の湊かなえ氏と対談した「インテリゴロウ」企画の模様が公開。湊氏が考える「稲垣吾郎を主人公にしたミステリー」の内容が詳細に明かされた。

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 稲垣を主人公にした小説の話は2015年の共演時に出ていたそうで、「吾郎さんは父親役。連続殺人犯で自分の息子も殺している恐ろしい犯人だが、実は連続殺人は全部息子がやったことで、息子をかばうために泣きながら殺して全ての罪を被る、という役をその時に提案した」と説明。それから6年、熟成された内容として次のような詳細が明かされた。

「これ本当にやりたい」 湊かなえ氏が6年熟成させた“自身が主人公のミステリー”に稲垣興奮
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 まずキャラクター設定について、「“最後は自分の息子に手をかけた”と凄く世間から注目される。でも掴みどころのない飄々とした感じで、『みんなも蝶の標本を作る時には蝶を殺すでしょ?美しいままで留めておきたいでしょ?それの人間バージョンを作りたかったんだ』『それこそ本当の芸術家だ。それができない奴なんて芸術家を名乗る必要はない』と言うと、世間では『なんて恐ろしいサイコパスな人物なんだ』となる」と説明。

 また、物語のプロットにも触れ、「そこに草なぎさんと香取さんも登場する。草なぎさんは最初の被害者の父親で、『あなたはなぜこんな事をしたんだ。あなたは悪魔だ』と、“善とは何か”で対決が起きるのが前半のクライマックス」「第二部で教師・香取さんが出てくる。息子さんのことも教えてきているし、殺された子たちも教えている中で『あれ?おかしい』と。『お父さんじゃなくてあの子がやったんじゃないか』と薄々気づく。そこで『本当の事を教えて下さい。実は息子さんが殺したんじゃないかですか?あなたが語らないなら私が言いましょうか』と言うと、『あなたに勝手に息子を語られるくらいなら、私が本当のことを打ち明けます』と言って、今度は本当の父親の姿に戻る。連続殺人の犯人が息子だと思い始めたころから、警察に行くか自分の手で息子を殺して一緒に死ぬかいろいろ悩む様を父親として語る」と語った。

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 一部で見せるのは「稲垣のアートな部分」、二部で見せるのは「実は全く異なる別人の部分」だという。「その差が見せ場なのに、それも言っちゃった(笑)」と笑う湊氏に、稲垣は「これ本当にやりたいじゃないですか。今オチを喋っちゃったじゃないですか。オチ(のVTR)はカットしとこうか」と興奮する。湊氏が「全てがバレた時の決着の付け方まで言ってないです」と話すと、稲垣はさらに期待を膨らませていた。

7.2 新しい別の窓 #37 | 【ABEMA】テレビ&ビデオエンターテインメント
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