俳優のえなりかずきが6日に自身のアメブロを更新。脚本家の橋田壽賀子さんの訃報を受け、胸の内をつづった。
この日、えなりは「突然の訃報」というタイトルで約8年ぶりにブログを更新し「橋田先生のニュースを知って、本当に驚いております」と橋田さんの訃報に言及。「先生といえば、週に何日もジムに通い、元気に世界を飛び回っているイメージでした。それゆえ、このニュースが全く信じられず、とてもとても悲しいです」と悲痛な思いをつづった。
続けて、15年ほど前には旅番組で長崎県に同行する機会があったといい「今までにないくらいの長い時間をご一緒させていただき、先生が生きてこられた時代の厳しさ、それに打ち勝つ強さ、目標に向かう努力の大切さを聞かせていただきました。語ってくださったそのお姿は今も目に焼きついています」と回想。
また、えなりは橋田さんの代表作であるドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)で、小島勇(角野卓造)、五月(泉ピン子)夫妻が営む中華料理店『幸楽』の長男・眞役を長年演じており「橋田先生が『小島眞』というキャラクターを生み出してくださったからこそ、わたくしは今もテレビの世界でお仕事をさせていただいております」と感謝をつづった。
さらに「橋田先生に伺ってみたいことが沢山ありました」と明かすも、「機会は何度かあったにも関わらず、やっぱり緊張していたり、こんな質問は失礼ではなかろうか、怒られるんじゃないか」など「自主規制をしてしまって、聞きたいことを聞けずにおりました」と告白。「厚かましいと思われても、もしかしたら怒られたかもしれませんが、聞きたいことは聞いてみればよかったと後悔しています」と悔しさをにじませた。
最後に「橋田先生は天国でも元気に歩き回って旅をして、創作活動をなさっているんじゃないかと想像しております」と述べ、「わたくしが天国に行けたなら、こちらで伺ってみたかったことを聞いてみたいと思います」と説明。「その日までは橋田先生のパワフルな行動力を見習って、日々頑張ります」と決意をつづり、ブログを締めくくった。
これに対し読者からは「渡鬼は母と一緒にずっと楽しく見てました」「えなりさんのご活躍を願っています」「ご冥福をお祈り申し上げます」などのコメントが寄せられている。