3月8日から公開中の映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の興行収入が74億円を突破したことが4月12日、発表された。前日11日に行われた舞台挨拶で庵野秀明総監督が、興行収入100億円について言及したことで、SNS上では「庵野秀明を100億の男へ」、「碇シンジを100億の男へ」というワードが盛り上がりを見せている。
1995年のTVシリーズ放送で社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』は、2007年からは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再始動。『:序』『:破』『:Q』の3作が公開されて大ヒットを記録。常に新しいファンを獲得し、幅広い層から支持を受けてきた。『新劇場版』シリーズ最新作にして完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は現在、全国公開中で、『エヴァンゲリオン』シリーズ興行収入・観客動員の最高記録を更新中だ。
興行収入・観客動員数は、公開直後からシリーズ過去最高のペースで増加しており、12日に発表された数字は、興行収入が74億2624万3700円、観客動員数が484万8041人に達した。
キャスト14人による舞台挨拶、庵野総監督をはじめとする監督3人の舞台挨拶、さらに各種特番やキャンペーンなど、公開から1カ月が経過した後も話題が絶えない『シン・エヴァ』だけに、シリーズ初の大台100億円も現実味を帯びてきた。