『水溜りボンドの青春動画荘』と題した新番組がABEMAで配信スタート。#1から波乱の展開が待っていた。
この番組は、まだ何者でもない8人がYouTuberを目指し、たった1人の相方を探すYouTuber成長ドキュメント。汗と涙の結晶である動画が評価される世界で、誰かに見つけてもらうために奮闘する男女の姿を追いかける。先輩YouTuberに動画制作にまつわる様々な課題や、視聴者の心を掴む動画制作のノウハウを伝授してもらいながら"視聴者に愛されるクリエイター"になるべく、8人ひとつ屋根の下で苦難を乗り越え友情を深め合い、時には涙を流しながら動画制作に打ち込んでいく。
先輩YouTuberとしてメンバーにアドバイスを送るのは、発想豊かな企画でファンを楽しませ続ける水溜りボンドをはじめ、900万人超という驚異的なチャンネル登録者数を持つはじめしゃちょーなど、YouTube界をけん引してきたトップYouTuberたち。ここでしか聞けない彼らの過去や制作ノウハウも注目ポイントだ。
今回、次世代YouTuberとして出演が決定したのは、この男女8名。あおいちひろ（maruiroとしてバンド活動も行う、魅力的な声の持ち主） / なつみかん（210万人ものフォロワー数を持つ人気TikToker） / 橋本萌花（抜群のスタイルでモデルやグラビア活動を行っている） / 山口厚子（ダンスが得意な福岡出身の女優） / 内山さん（フォロワー数530万人超えの人気TikToker） / 小澤ゆうた（YouTubeチャンネル登録者数10万人超えと今回の参加者の中で1番登録者数が多く、心理学を得意としている） / 仮面マン君（CG演出などのクリエイティブな動画を得意とする） / しんたろー（関西出身の筋肉系イケメンYouTuber）
この8名が同じ屋根の下で共同生活を行いながら、共にスターを目指す相方探しにも挑戦する。最初の課題動画は「見ちゃう動画」で、採点方法は「視聴維持率」。制作時間は24時間という過酷なスケジュールだ。試聴時間が長い程、動画の評価が高く、例えば8分の動画のうち1分の試聴時間の場合は“つまらない”と判断され、逆に8分完走したら“おもしろい”と判断される。今回は全コンビの動画を水溜りボンドの2人が見て、合計試聴時間が10分を超えるとクリアとなる。
1）橋本萌花×しんたろー（TEAM姫路）
動画タイトル『【検証】撮影中に相方のホクロがどんどん増えていったら。。。』
YouTubeの一大コンテンツとなっているドッキリ企画に挑戦した2人。撮影中に橋本の顔にホクロが増えていき、しんたろーがそれに気付くかという内容だ。試聴時間は4分9秒。かなりの好タイムだ。トミーは「普通のドッキリだと最後のオチだけ気になっちゃうけど、ホクロを増やすシステムを採用したことで、途中の過程も楽しめる。めちゃくちゃ見れるし、面白い動画だと思いました」と評しつつ、止めた理由については「ドッキリのリアクションが見えなかった。そこもしっかりカメラに収めるなど工夫して欲しかった」と述べた。カンタも「細かいところだけど、テロップで入っていたYouTuberの“T”は大文字。それが小文字になっていた。そういう部分をちゃんと気にしたほうが良いかも！」とアドバイスを送った。
2）なつみかん×仮面マン君（TEAMキラキラ）
動画タイトル『【歌ってみた】水溜りボンドに全力で媚び売ってみたwww』
動画をチェックする水溜りボンドの心に響くようにと、水溜りボンドをネタに動画作成した2人。しかし結果、試聴時間はかなりの短尺。カンタは「お題は“見ちゃう動画”。新しい人が興味を持つかどうかでいうと、ちょっと表現の幅が狭いと感じた」と正直に述べ、トミーも「面白い雰囲気になるのは感じたけど、ただ、自分の気持ちと視聴者の気持ちが裏腹になることはよくあることなんだよね」と話した。この説明を受けなつみかんは「言っていることがホンマにわかるけど、徹夜で考えたから…」と号泣、仮面マン君も泣きながら、「ターゲットを絞り過ぎた結果がこうなってしまった」とコメントした。
3）山口厚子×小澤ゆうた（TEAMなんだっけ）
動画タイトル『【青春】男子が好きな最強きゅんテクニック』
心理学を得意とする小澤と女優としても活躍する山口の得意分野を掛け合わせて、“男女のあるある”を描いた寸劇動画に挑戦した2人。しかし試聴時間はそこまで稼げず。トミーは「正直、あるあるにたどり着くまでがグダグダとしていた。それが強い分、見たことのないあるあるが来てくれたら良かったのだけど、正直あるあるも見たことがある内容だった」と述べ、カンタも「動画のサムネで興味を持った時に、1つ目のあるあるがサムネと違ったら、じゃあ2つ目のあるあるも見ようとなる。そういう順番も意外と大切なんだよね」とアドバイスした。
4）あおいちひろ×内山さん（TEAM内山さん・ちーたん）
動画タイトル『青春動画ソング』
バンド活動も行うあおいの特性を活かし、MV風の動画を作成した2人。人気TikTokerの内山さんならではコミカルな動きも手伝い、MVパートは完走。トミーは「これこそがYouTubeだなと思ったのが、相方の良いところを引き出そうという気持ちがすごく映像の中から感じられたところ。相手をよく撮りたいという気持ちがあるコンビは長く続いたり、人気になっていくし、しかも動画も“見れちゃうというレベル”に達していてすごいと思った」と称賛し、カンタも「映像も飽きさせないようにちゃんと考えられている。すごいなと思った」とコメントした。
しかし総試聴時間は8分48秒で目標の10分には達しなかった。結果は「不合格」。涙を流す者が出るなど、波乱の幕開けとなったが総評としてトミーは「“最後まで見てください”というのは、俺らは近くにいるから感じ取れるけど、視聴者さんには言えない。俺らも常にそこと戦っている部分。そこが難しいですよね」と語った。
ペナルティとして全員で薪割りを行なった8名。なつみかんは「次は今回を超えられるように頑張りたいと思います。だからみんなで頑張ろうね」とリベンジを誓っていた。そんな次回のお題は「画力」。インパクトのある動画を新たなコンビで作り出していく。
（「水溜りボンドの青春動画荘」#1 より）
