ゲーマーで知られる女優の本田翼が20日、自身が製作総指揮を務める新作ゲーム『にょろにょろ対戦ごっこ にょろっこ』の発表会見に出席。企画立案から約2年をかけての念願のタイトル発表に本田は「正直昨日の夜は眠れなかったです。こんなの久しぶり」と緊張の面持ちだった。
ゲーム好きを公言している本田だが、今回のゲーム開発に挑戦した理由について「取材などで『趣味は何ですか?』と聞かれたときに、8年くらい前まで“ゲームや漫画”とは言い出せませんでした。当時はゲームや漫画が趣味として認知されていなかったから」と苦しい胸の内を吐露。それだけに今回作ったゲームは「ゲームに触れたことのない人にこそプレイしてほしい」と願い「ゲームや漫画好きが偏った見方をされる、その状況を変えたい」とゲーム好きの地位向上を目指していた。
2021年初夏から6か月の期間限定で配信される同ゲームは、レトロな雰囲気をテーマにした可愛らしいオンライン対戦のゲームアプリ。人間VS天使の鬼ごっこバトルアクションで、ゲーム内容や登場キャラクターのデザインなど、約2年の歳月をかけてゼロから本田が手掛けたという。
製作総指揮としての苦労を聞かれた本田は「予算管理」と苦笑いしつつ「お金の工面はとても大変。ゲーム作りに協力してくれた方々に還元しないといけないし、その上で自分の好きなものを作り上げるにはどうしたらいいのかと考えて、そうなるとお金はもっと必要になって…という繰り返し」とプロデューサーとしての苦悩をダイレクトに実感したようだった。
文・写真:石井隼人