『水溜りボンドの青春動画荘』#2の中でTikTokフォロワー580万人超（※4月20日現在）の内山さんが策士とも言える見事なアイデア力と実行力を見せつける場面があった。
この番組は、まだ何者でもない8人がYouTuberを目指し、たった1人の相方を探すYouTuber成長ドキュメント。汗と涙の結晶である動画が評価される世界で、誰かに見つけてもらうために奮闘する男女の姿を追いかける。先輩YouTuberに動画制作にまつわる様々な課題や、視聴者の心を掴む動画制作のノウハウを伝授してもらいながら"視聴者に愛されるクリエイター"になるべく、8人ひとつ屋根の下で苦難を乗り越え友情を深め合い、時には涙を流しながら動画制作に打ち込んでいく。
先輩YouTuberとしてメンバーにアドバイスを送るのは、発想豊かな企画でファンを楽しませ続ける水溜りボンドをはじめ、900万人超という驚異的なチャンネル登録者数を持つはじめしゃちょーなど、YouTube界をけん引してきたトップYouTuberたち。ここでしか聞けない彼らの過去や制作ノウハウも注目ポイントだ。
#2の動画のテーマは“画力”。今回、内山さんの相方になったのは、抜群のスタイルでモデルやグラビア活動を行っている橋本萌花だ。#1で橋本はしんたろー（関西出身の筋肉系イケメンYouTuber）とコンビを組み、ドッキリ動画を制作し、それなりの評価を得た。その感触があるためか、#2でも内山さんとドッキリ動画を作りたかった様子だが、内山さんは「ドッキリって2人で話し合って決めるものではない。あれは勝手に仕掛けてリアルな反応があるからこそ面白い。ドッキリは2人で進めるものではない」と考えを示し、これに橋本は「無理か……」と、どこか不満気な表情を浮かべた。ただ、そこには不敵な笑みを浮かべる内山さんの姿も……。
橋本は後日、玄関の掃除をする中で、#1の相方しんたろーに不満を打ち明けた。橋本は「私のやりたいことと内山さんのやりたいことは違うんじゃないかなって。だからどうなんだろうなって」と言い、さらにしんたろーに対し、本気のコンビ結成の打診をする場面も。しかししんたろーは「（橋本との作業は）確かに楽しかった。けど、コンビ選びは慎重にしていかないと。その後、何年も一緒に活動することになるから」と回答した。
そんな中で迎えた動画発表の日。なんと内山さん＆橋本ペアが用意した動画は「【ドッキリ!!】〇〇爆破でぴえん」と題したドッキリ企画だった。“リアルな反応があるからこそ面白い”と言っていた内山さんは、「絶対にマネしないでください」と注釈テロップを入れ注意喚起しながら、橋本に内緒で“ドライヤーに小麦粉を入れる”というドッキリを実行したのだ。
企画について何も知らされていない橋本は隠し撮りされていることに気づかず、洗面台の前に座り歯磨きを始める。同時にドライヤーを使おうとした瞬間、がっつり橋本の顔面に襲いかかる小麦粉。動画時間は2分28秒とYouTubeでは比較的短尺ではあるが、見事ドッキリ成功を収め、初めて最初から最後まで視聴された作品となった（この番組では先輩YouTuberが“つまらない”と判断した瞬間、動画をストップするというルールがある）。
水溜りボンドのカンタは「すごくいい動画！ ドライヤーに小麦粉を入れるというのが、画力としてどうなるんだろうという好奇心を掻き立てられたし、橋本さんがどうやって引っかかるのかも気になった」と評価し、トミーも「カメラも全て、素晴らしい画角で押さえられていた」とコメントした。
“誰と組んでもいいものが作れる”と自信たっぷりな発言をしていた内山さんが見事、有言実行してみせた瞬間だった。今後、どのような作品を作り、『青春動画荘』の中で存在感を高めていくのか注目だ。
（『水溜りボンドの青春動画荘』#2 より）
