「ABEMA」オリジナル恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい~KISS or kiss~』(以下、ドラ恋)が5月1日(土)夜11時からスタートする。8人の若手俳優が、毎回キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、本当の恋をしていく様を追いかける番組で、シーズン6『恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss On The Bed~』に引き続き、俳優たちは一つ屋根の下に共同生活をしながらドラマ撮影に挑む。
今シーズンは、第1話から第3話の新スタジオメンバーとしてハリセンボン・近藤春菜が参戦。シーズン5『恋愛ドラマな恋がしたい~Bang Ban Love~』からのスタジオメンバーであるPerfume・あ~ちゃんや、前シーズンまで出演していた渡辺直美とはプライベートでの親交の深い近藤は、『ドラ恋』をどのように楽しんだのか。そして“推し”は見つかったのか。初回収録後に話を聞いた。
「友達と会えて友達と観る」家のような『ドラ恋』の現場
ーーオファーがきたときの気持ちを教えてください。
近藤:嬉しかったです。直美ちゃんからもあ~ちゃんからも噂を聞いていたので。あ~ちゃんなんかは、本当に番組のファンで スタジオメンバーになったときに大喜びしていたのも知っています。そんなあ~ちゃんと一緒に『ドラ恋』を観ることができて、本当に家のような感覚でした。
ーー話が決まる前から、あ~ちゃんから「一緒に観ようよ」みたいなのはあったのでしょうか?
近藤:その前から一緒に楽しんでいるという感じはありました。あ~ちゃんの家に遊びに行くと、『ドラ恋』が流れているんです。あ~ちゃんはスタジオ収録の際に先に観ているはずなのに、家でも普通に“視聴者”をやっていました。テレビとリビングにいるあ~ちゃんがリンクして、同じこと言ったりするくらい普通に楽しんでいました(笑)。
ーー恋愛番組のスタジオは初とのことですが、実際に現場に入る前に、不安はありましたか?
近藤:私も別に恋愛経験豊富な方ではないので、何か言えることあるのかなぁと思っていましたし、スタジオのニューフェイスとして馴染めるかなという不安はあったのですが、全然そんな吹っ飛ぶくらい、普通に家で観ているように話せました。福徳さん、小森さん、鈴木愛理さん、皆さんとすぐ馴染めました。福徳さんなんて先輩ですし、実はこれまであまり絡みもなかったんですけど、そんなことも吹っ飛ぶくらい素でいれて、友達として喋っているような感覚になりました。
ーー一緒にこういう番組を観ると距離感も縮まりますよね。
近藤:そうなんです。しかも今、コロナ禍で一人暮らしなので、一人のおうち時間が長くて、みんなで観るのって楽しいなと改めて実感しました。友達と会えて友達と観るという、お仕事なんですけどありがたい時間です。
「有名になりたい」よりも「今その場を頑張れているか」
(近藤の推しの「わく」こと京典和玖)
ーーお気に入りのキャストは見つかりましたか?
近藤:わくくん(京典和玖)です。1日目の感じだと人見知りしている感じがあって「やっぱり最年少だから、積極的にいけないよな」と思っていたんですけど、実はそうではなくて人をよく観察していたんだと気付きました。「こういう人だ」とメンバーのことが分かったら、その人に合わせて接してあげられる大人の部分があったんです。メンバーの中で精神年齢が一番高いんじゃないかなと思わせてくれるギャップにやられました。ペアでお芝居するときも、最年少だけど一番経験あるからリードしてあげるし、そのこともひけらかさない。自然とできている。人に寄り添える人だなと感じるところにグッときて結構推しメンになりました。
ーーシンプルな恋愛番組ではないので、内面の魅力が重要になってきますよね。
近藤:お芝居に対する思いだったり、演技プランだったり、何を伝えたくてやっているかで“推し”が決まってきますね。怖がらずにいろんなパターンを試したり、アイデアを出したり、どれだけお芝居に真剣に向き合っているか伝わるとより推せるなと思います。この番組に限らず、「これをとっかかりに有名になりたい」というのは分かる。「今その場を頑張れているか」が大事ですよね。
ーー実際に近藤さんが好きになられる方はそういった方が多いですか?
近藤:そうですね。夢ばかり語られると、「そのために何してるの?」って思っちゃう。その階段を登るために今一生懸命がんばってるという姿が見える人に惹かれます。
ーー近藤さんの周りにいるお友達は、そういう方が多そうです。
近藤:お芝居している方やアーテイストの方、世界を目指したり、伝えたいことがある人がたくさんいて、そういったところにすごく惹かれるし、自分も頑張ろうと刺激をもらっています。
人生初のキスはビジネスキス!芸人として覚悟が決まった瞬間
ーーこれまで映画やドラマでドキドキしたキスシーンがあれば教えてください。
近藤:「ロングバケーション」(フジテレビ系)の屋上で花火をしているシーンです。瀬名(木村拓哉)が「何しに来た?」って聞いて、南(山口智子)が「キスしに来た」っていう。あれは秀逸だなって思いました。
キスってやっぱり特別だと思うんです。本当に大事に思っていたり、本当にその人に惹かれてたりしないとキスってしたくないじゃないですか。手を繋ぐとかはできても、キスは大事っていう人は多いと思う。なので、すごくドラマチックなキスは憧れました。
ーーあのキスシーンは素敵ですね!近藤さん自身は、もしキスシーンをすることになったら気持ちが動くと思いますか?
近藤:うーん…この仕事って特殊で、結構「キス」をするんです。しかも私は芸人なので、ドラマみたいに恋愛の役でキスするとかじゃなくて、いきなりバラエティでキスするとかが多くて、多分30人以上とビジネスキスをしているんです。なので、途中からビジネスキスに感情がなくなって、「ハイハイ」みたいな(笑)。なので、本当に恋愛感情を持ったキスがいいなと思います。
ーー30人はすごいです!最初は戸惑いもありましたか?
近藤:そうですね。私の最初(のビジネスキス)は、人生の最初でもあったので。相手はリットン調査団の水野透さんでした。守ってきたわけじゃないけど、仕事として、人生で初めてのキスをしたときに、芸人としての扉が開いた感じはしました。私はもういろんな人とビジネスキスができるなと踏ん切りがつきました。
ーー貴重なお話ありがとうございます。最後に今回の『ドラ恋』の見所をお願いします。
近藤:今シーズンは、お芝居を一生懸命されている方が多いという印象を受けました。お芝居で主役を取りたいんだという気持ちの強さだったり、そこから生まれる恋心との葛藤が見所だと思います!
ーーありがとうございました!
『恋愛ドラマな恋がしたい~KISS or kiss~』番組概要
初回放送日程:2021年 5月1日(土)夜11時~
放送チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
番組URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/CLcKVPMNuojmWF
番組公式Instagram: https://www.instagram.com/dorakoi_abema_official/?hl=ja
取材・文:堤茜子
写真:野原誠治