2歳の子を持つ親は「利用してみたい」 JR東日本が“ベビーカーレンタル”開始、コロナ禍でスタートした狙いは
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 JR東日本は22日から、駅構内で「ベビーカー」をレンタルできる、子育てする人に優しいサービスを始めた。

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 コロナ禍で駅の利用者も減る中、サービスを始めた狙いとは。現地を取材したテレビ朝日経済部の延増惇記者が解説する。

 この「ベビーカーレンタルサービス」を利用できるのは、新宿駅や東京駅、横浜駅、舞浜駅、浦和駅などの首都圏18カ所で、これから順次拡大を予定している。利用方法は、スマートフォンなどで事前に予約し、現地で予約画面のQRコードをかざすことでICキーが開錠される仕組み。料金は最初の1時間が250円、以降は30分ごとに100円が加算され、12時間最大で1500円となっている。

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 延増記者と同行した2歳の子を持つカメラマンは「早速利用したい」と話していたそうだ。電車内にベビーカーを持ち込んで場所を取ってしまうことを考えると、ベビーカーを持たずに電車に乗り、目的地でレンタルできる点は非常に便利なのだという。

 サービス自体はコロナ前から検討されていたというが、なぜコロナ禍の今スタートしたのか。延増記者は「コロナの影響でJRや鉄道各社の利用者は激減した。そこでこういったサービスを展開することで、駅を拠点に利用者を回復させたいというのが大きな狙いだ」と説明する。

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 一方で、ベビーカーを借りた場所に返さなければいけないという点は、レンタカーの乗り捨て返却のように改善点もありそうだ。「ニーズがさらに強まっていることがわかれば、(駅の)西口と東口に設置するといったことも考えられる」とした。

 コロナ禍で誕生する新たなサービス。延増記者は「JR東日本で代表的なのが、新幹線をシェアオフィスにするというもの。またANAだと、飛行機の中で機内食が食べられる『翼のレストラン』をオープンした。今持っているノウハウや資産を活用していく動きが加速していて、しかもピンチの中で生まれた今までにないサービスという点が注目される」と述べた。

ABEMA/『倍速ニュース』より)

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