政府が実態解明を進める“インド型変異ウイルス”とは? 従来の“二重変異ウイルス”と何が違う?
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 インドで流行している新型コロナの変異型ウイルスについて田村厚生労働大臣は27日、国内では症例が少なく、まだ十分に評価できていないとした上で、世界の状況を見ながらウイルスのどの部分がどう変異しているのか詳しく分析すると話した。

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 きのう都内でも感染者が確認された「インド型変異ウイルス」について、テレビ朝日社会部厚労省担当の岩本京子記者は次のように説明する。

・【映像】岩本記者の解説 インド型が都内で初確認…"二重変異"とは?

政府が実態解明を進める“インド型変異ウイルス”とは? 従来の“二重変異ウイルス”と何が違う?
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 「まず、ウイルス自体は二週間に一回程度、細かな変異を繰り返していて、その中でも2カ所に大きな変異が起きたものを“二重変異ウイルス”と呼んでいる。日本国内ではすでに南アフリカ由来、ブラジル由来の二重変異ウイルスが確認されているので、それ自体は特に新しいものではない。そのため、政府や厚労省では今回の変異型について“インド由来”、“インド型の変異ウイルス”と呼んでいる」。

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 その上で田村大臣の発言について「海外の論文では2カ所の変異のうち“E484Q”によって免疫性に影響が出る、つまりワクチンの効果が下がってしまう可能性が、もう1カ所の“L452R”によって感染性が強くなる可能性があるとも指摘されている。実際にインドでは感染が拡大してきているし、日本でも感染者が増えてきたときに検疫の体制や入院をどうするのか、その方針を定めるためにも実態把握が必要だ。ただ感染研が昨日出したレポートでは、国内での症例はまだ21例と少なく、これから集める必要もある。また、イギリス型の変異ウイルスにみられる”N501Y”を検出する技術では確認ができないため、ひとつひとつをゲノム解析しなければならならず時間もかかるということだ」と話した。(ABEMA/『ABEMA NEWS』より)

岩本記者の解説 インド型が都内で初確認…"二重変異"とは?
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