Appleがきょう発売する注目の新製品「AirTag」。ITジャーナリストの三上洋氏が、その実力を一足先にレビューした。
「11gの重さ、500円玉よりも少し大きいくらいで、カバンや鍵などに付けておくことで、失くした時にすぐに探せるという便利なものだ。実際、私の鍵を部屋の中に隠してもらった。iPhoneの『探す』機能を起動すると、超広帯域無線を使って、方角や距離が細かく出る。今、矢印と“4.6m”と表示されたので、その方向に向かって歩いていくと3.1m、2.4m、1.3m…と、接近していることがわかる。0.1m。観葉植物の中にあった。
もちろん電波が届かなければいけないし、フロアが違うと探せないこともあるが、方角だけでなく、上下もわかるようになっている。また、さすがAppleだというのが、悪用対策だ。通信は暗号化されているので、誰のAirTagなのかは分からないようになっているので安心だ。また、カバンにポンと入れられたり、車に付けたりして追跡に使われてしまう可能性を考慮して、AirTagがiPhoneから離れていて、かつ移動していて一定時間が経つと、アラームが鳴るようになっている」。
機能はまだある。iPhoneの『探す』機能でAirTagを『紛失モード』に切り替えると、持ち主の連絡先がAirTagに表示されるようになるのだ。「他のiPhoneユーザーがAirTagに端末を触れさせると、画面に“この遺失物を探しています。見つけた方はお電話ください”というメッセージが出る。これは私の電話番号なので、お仕事の相談がある方は、ぜひかけてください。でもイタズラ電話はかけないようにしてください(笑)」。
多くのユーザーを抱えるiPhoneならではの機能も盛り込まれたAirTag。日本国内でどのくらい普及するのか、注目だ。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)
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