公開中の映画『樹海村』(配給:東映)がポルト国際映画祭で最優秀作品賞を受賞した。
コロナ禍に大ヒットを果たした清水崇監督作品『犬鳴村』。そんな「恐怖の村」シリーズの第2弾として2021年2月に公開し、まあまあヒットした『樹海村』。そんな本作が、ポルト国際映画祭においてBest Film Awardにあたる最優秀作品賞であるGRANDE PRÉMIO MELHOR FILME - FANTASPORTO 2021を受賞。ポルト国際映画祭の歴史は1980年に始まり、ファンタジーとポルトを合わせた造語“ファンタスポルト”の愛称で親しまれ、シッチェス映画祭(1968~)やブリュッセル・ファンタスティック国際映画(1983~)と並び世界三大ファンタスティク映画祭の一つに数えられ、ファンタジーやホラー、SFなどのジャンル映画に特化した国際映画祭です。過去には『セブン』(1996)、『キューブ』(1999)、『パンズ・ラビリンス』(2007)などの作品も受賞している。
メガホンをとった清水監督からも、「歴史ある映画祭で、敬愛する監督陣、作品群が押し並ぶ栄誉ある賞に拙作のタイトルを加えていただけて、本当に光栄です」と喜びのコメントが到着した。
「恐怖の村」シリーズ第3弾も準備中
「恐怖の村」シリーズは、なんと第3弾の準備に取り掛かり中。果たして次の村はどこになるのか…?そもそも新たな村は存在するのか…?続報に注目だ。
清水崇監督コメント全文
歴史ある映画祭で、敬愛する監督陣、作品群が押し並ぶ栄誉ある賞に拙作のタイトルを加えていただけて、本当に光栄です。
映画祭や審査員の方々はもちろん、この場を借りて尽力してくれたスタッフや出演者にも感謝を…ありがとうございます!
“怖さ”や“残酷性”といった印象ばかりが強いのか?…ホラーというジャンルごと敬遠される方も多い中で、こうした受賞を切っ掛けに一人でも多くの方に印象や思い込みだけで判断せずに観ていただき、日本はアニメばかりで無い事を知っていただけたら、と願っています。
(c)2021「樹海村」製作委員会