2日放送のABEMA『7.2新しい別の窓 #38』に、落語家の立川志らくが出演。稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾と“ホンネトーク”を繰り広げる中で、草なぎが芝居に対する考えを明かす場面があった。
表現者として周りから持たれるイメージについて、稲垣は「僕らはパブリックイメージみたいなものを持たれているけど、“実はこいつこうだろうな”というもの(素の部分)を引っ張ってもらうことがあって。映画とかでは多くて、そうすると役の幅が広がっていく」とコメント。すると志らくは「『ミッドナイトスワン』のジェンダーに悩む(草なぎの役)。最初にCMを見た時に“どこかで見たことがある、会ったことがある、だけど強烈に怖い”という印象を受けた。でも自分の記憶を思い返してみても会ったことはない。あれは自分の中にあるものなのか」と草なぎに尋ねる。
同作でトランスジェンダーの凪沙を演じた草なぎ。志らくの質問に「監督が引き出してくれたんでしょうね。自分とはほど遠い感情や役だという気がしたが、何か自分の中に(あった)。そう考えると、役とかって全部自分なのかな。自分の中にないものは演じきれないというか、自分でも気づかないけどこういう気持ちや感情はあるんだなと、皆さんが引き出してくれる」と答える。
さらに、様々な役を演じられるのは自信によるものかと問われると、「自信はないですよね。『大丈夫かな』『ちゃんとできるかな』っていつも思ってます。芝居は長くやっていればいいというものではなくて、経験じゃないなっていうところがある。例えば、前の作品がちゃんとよくできても次はまた違う役だから、次の保証はまったくないと思う」と語った。