5月3日に放送されたABEMA「給与明細」では、“玩具界のジャンヌ・ダルク”として知られるラブメルシー創業者・高橋さなえさんが登場。業界のパイオニアとして活躍する彼女が、商品開発にまつわる秘蔵エピソードを披露した。
2004年から続く東京・秋葉原のアダルトグッズ専門店、ラブメルシー。その運営会社であるメルシー社を創業したのが高橋さなえさんだ。2001年に発売したオリジナルグッズの“オルガスター”は現在までに37億円以上を売り上げており、同じく2006年に発売した“フェアリー”と並ぶラブメルシーの看板商品として知られている。女性向けアダルトグッズのパイオニアで、業界に革命を起こしたことから“玩具界のジャンヌ・ダルク”というあだ名で呼ばれることもある彼女は、昨年で社長職を引退。現在は月に数回会社を訪れて、企画会議やウェブコンテンツを手がけているという。
女性向けアダルトグッズの開発に関わり始めた理由について尋ねたところ、高橋さんは「元々は全然違う仕事をしていました。子供のおもちゃを作る仕事。“たまごっち”のタカラトミーさんとかの仕事で、設計をしていました」と説明。しかし莫大な借金を背負ってしまい、返済のために一部上場企業が参入していない隙間産業を狙ったところ、女性向けアダルトグッズの世界に足を踏み入れたのだという。続けて彼女は「作るモノが子供のモノから大人のモノに変わっただけ。あと、もともとエロなんでしょうね、私が。抵抗なく入って行きました」と語った。
商品開発でこだわっている点については、「モニターさんに全て試作品を使ってもらいます。それで70点以上を取ったものを商品化しています」「モニターすることは大事。みんな女性の体は違いますからね」と、ユーザーの意見を重要視していることを明かした。さらに女性向けアダルトグッズの未来について質問すると、「性について欲が薄れてきている。そこを活性化していかないと、おもちゃまで行かない」と現状を分析。「ちょっと寂しんじゃない? どうせオス、メスに生まれてきたんなら」と、性に対する関心を底上げしていく必要性を語った。
(ABEMA/給与明細より)
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