俳優の稲垣吾郎(47)が主演を務める舞台『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』の公式サイトで4日、キャスト陣によるメッセージ動画が公開された。
稲垣自ら発案し、舞台化を熱望したこの作品は、18世紀のフランスに実在した死刑執行人、シャルル=アンリ・サンソンの実話をベースに描いた物語。4都府県を対象に発令された緊急事態宣言により、先月23日に開幕した東京公演は一部で中止を余儀なくされた。
今回、「今出来ること。皆様へのスペシャルメッセージ。」というタイトルで公開された動画では、サンソンを演じる稲垣をはじめ、キャスト・スタッフ全員が今後の舞台の上演を諦めておらず、現在も今月21日から予定されている大阪公演に向けて稽古を続けていることが明かされた。
キャスト陣が代わる代わる視聴者に呼びかける構成の動画では、「劇場は今、休んでいます。止まっています。でも私達は、止まることなく、皆様にもう一度会えるときまで、歩み続けたいと思います」「心は抑えるものではなく、動かすものです。皆さんが心を動かせるときに備えて、我々は静かに準備を続けます」と、力強く語られている。最後に稲垣は「劇場が再開されるときまで、止まらず歩み続けます。また、必ず劇場でお会いしましょう」とメッセージを送った。
(ABEMA/『ABEMA NEWS』より)