「誰にも何も褒められないって、なんて酷いんだ! 」 菅野美穂、子育ての苦労を明かす
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 映画『明日の食卓』の完成報告会見が、5日都内で行われ、女優の菅野美穂(43)、高畑充希(29)、尾野真千子(39)らが出席した。

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 同映画は、子を持つ親なら誰もが直面する問題をリアルに描いた椰月美智子氏の同名小説が原作。住むところも環境も違う中、同じ「石橋ユウ」という名前の男の子を育てている3人の母親たちを通して、どこにでもある家庭の光と闇を描いた物語となっている。

「誰にも何も褒められないって、なんて酷いんだ! 」 菅野美穂、子育ての苦労を明かす
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 今回、10年ぶりの映画主演で、2人の息子の子育てに奮闘しながらフリーライターの仕事をする「石橋留美子」を演じる菅野。プライベートでも、5歳の長男と2歳の長女の母親として育児に追われているという。「おととい洗い物をしていたら、ダイニングテーブルの上がボンドで真っ白になっていて。『何でこのちょっとした隙間にこういうひどいことになるの』。ちょっと(ボンドを)広げるのは時間掛からないですけれど、掃除がすごく時間が掛かるじゃないですか。涙目になりながら、まずウェットティッシュを水に浸して、綺麗に拭き取って、次に乾いたやつで爪で(溝に)入ったのとか取る感じ。『留美子さん』も多分わかっていると思います。私のつらさは」と、最近起きた苦労話を明かした。

 また、菅野は「以前は子どもさんと歩いていらっしゃる親子の姿を見ると、すごく『微笑ましいな』『ほのぼのするな』と思っていたのですが、(実際にほのぼのするのは)1日の中のほんのわずかな時間。実際はこんなに大変で、こんなにすごいことをしているのに誰にも何も褒められないって、なんて酷いんだ! 」と心境の変化を語った。

 大阪在住のシングルマザー・「石橋加奈」を演じた高畑は、作中の役柄について「(私は)大阪の町工場で働いている女の人の役で。私自身も小さいころから東大阪市で育ってシングルマザーのお母さんたちを間近で見てきていたので、土地の懐かしさや空気の懐かしさが自分の育ってきた環境とリンクする感じがあって。そこは助けられました」と、自身が育ってきた環境が役作りに活かせたことを明かしている。

ABEMA/『ABEMA NEWS』より)

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