ド平凡女子高生が世にはびこる外見至上主義(ルッキズム)に「NO!」を突きつける、ABEMAで配信中の胸キュン青春ラブストーリー『ブラックシンデレラ』。ストーリーが一気に加速する第3話の見どころは、誰もが一度は思い悩む理想的“愛の告白”シチュエーション。サプライズもいいけれど芝居がかると相手が引く。なるべくナチュラルにできる限り甘く、相手を一撃で落とすくらいのカッコいい告白シーンを演出してみたいもの。その成功例こそ、ヒロイン・愛波(莉子)とミステリアスな一匹狼系イケメン・空(板垣瑞生)の告白シチュエーションだろう。それはあまりにも自然でカッコよく、とてつもなくキラキラしている。
学園一の美女と謳われる百合(愛花)と、そのフィアンセで最強イケメンの圭吾(神尾楓珠)にテレビ番組の密着カメラが付く。二人のクラスメイトでミスコンの参加者として愛波にもカメラが向けられるが、スタッフたちはあからさまに愛波の顔の傷に動揺する。
百合と圭吾に煌びやかなスポットライトが当たる姿に耐え切れず、屋上にエスケープした愛波は、テレビ番組の密着に対して「くだらね」と先に屋上に避難していた空に偶然会い、心の安らぎを覚える。そんな空から、愛波はクリスマスケーキ売りのアルバイトを持ちかけられる。もちろん空と二人で。日給は1万円。愛波に断る理由はなかった。
空はトナカイ、愛波は顔に傷があることから髭のあるサンタクロースのコスチュームをバイト先の店からあてがわれる。女性用サンタコスチュームがあるのにも関わらず、男性用の着用を指示された愛波。「傷を隠すためにこの格好をさせられた…」と内心傷つくが、無邪気に笑う空の笑顔に救われた気持ちにもなる。
路上でのクリスマスケーキ売りに精を出す中で、愛波はクリスマスならではの悪ノリをする男子学生たちに「お姉さん、遊ぼうよ!」などと絡まれる。しかも最悪なことにコスチュームの髭をむしり取られ、傷跡を露わにされてしまう。「それどうしたの!?」「まあ、ありっちゃあり!?」と好奇な目と嘲りの言葉に心を引き裂かれる愛波。その刹那、バカな男子学生たちにケーキを乗せた台車がぶつかる。恥知らずたちから愛波を守るために空がわざとぶつけたのだ。怒ったアホな男子学生は空を突き飛ばし、「しらけたわっ」などの捨て台詞を吐いて去っていく。
身を挺して自分を守ろうとしてくれた空に愛波は「結局周りの目が気になるんだな私って。周りの反応に落ち込んで平気なフリして笑って。でもずっと痛みはあって。それでさっきみたいに迷惑かけてさ。ダメだね。どういう私でいるか自分で決めたのに…」と押さえていた感情を打ち明ける。すると空は厚顔無恥な学生とのトラブルで角がつぶれてしまったケーキをおもむろに食べ始め、愛波にも「あ~ん」。シリアスムードからの急転に困惑する愛波だったが、そのケーキは美味しかった。こぼれる愛波の笑顔に空はこうつぶやく。「どんなんでも美味いもんは美味い」。それを聞いた愛波は、空に対する大きな感情が心の中に生まれていることを予感する。
明るさを取り戻した愛波は「空のおかげでクリスマスを嫌いにならないですんだ。いいクリスマスだった」と告げる。バイト代のことかととぼける空に「そうじゃなくて」ときっぱり。気温が下がり雪も降り始めると、顔の傷も痛み始める。それに気づいた空は、ふと愛波の頬に触れる。頬を伝わる空の優しい温もりと、愛波だけを見つめるつぶらな瞳。お互いの顔と顔の距離は『MajiでKoiする5秒前』ならぬ『MajiでKissする5秒前』だ。ドキドキが止まらない愛波に対して、空はついに告げる。「俺、結構君のこと、好きかも」。それはあまりにも自然でカッコよく、雪の結晶のようにキラキラした愛の告白だった。
もう愛波には空の一択しかないだろう。しかしその後、『ラブ・ストーリーは突然に』ばりの展開が。そこに現れたのはさっきの調子ノリ男子学生…ではなく、愛波が長らく憧れた圭吾だった。
視聴者からは「落ちは空くんと圭吾くんどっちもつくって~私は空くん派です!」「空しか勝たん」「空がイケメンすぎた」「今週も空が花沢類にしか見えず、圭吾が道明寺にしか見えずとっておきが、滝川くんがずーっと総二郎でした」などの声が上がっており、ますます加熱する三つ巴のラブバトル!第4話にも注目だ。