FAKYのデジタルシングル「HappyEverAfter」が4月26日にリリースされた。ABEMAオリジナル恋愛番組『恋とオオカミには騙されない』(以下、『恋オオカミ』)に出演したメンバーのTakiを通して抱いた心情をもとに制作した切ないバラード調のナンバーだ。
ABEMA TIMESでは今作のリリースを記念してFAKYに取材を敢行。新曲制作に至った経緯や、Takiが出演した『恋オオカミ』についての感想などをそれぞれメンバーに語ってもらった。
『恋オオカミ』で見せたTakiの自然体の姿にHina「同じメンバーとして誇らしい気持ち」
――『恋オオカミ』第10話(そらがTakiへ別れを告げた回、2人は中間告白で成立するも破局を迎えた)では切ない涙を流すシーンもありましたが、出演にあたって反響はいかがでしたか?
Taki: リアクションは大きかったです。放送されるたびに「Takiちゃんに幸せになって欲しい」などDMやリプライをもらいました。TikTokでも「泣かないでね」とか「こんな時に動画載せてくれてありがとう」などのメッセージをもらい、こんなに気に掛けてくれる人がいるんだと思って、みんなの声のお陰で元気になることが出来ました。
Lil’ Fang: 当初のTakiが言ってた「友達を作る」という目標はクリアしたね(笑)。番組でしか見られないようなTakiの素の部分を視聴者の皆さんに届けられたのは素直に良かったと思います。
Taki: ありのままの自分自身で参加できたし、“楽しめればいい”という気持ちで参加していたので、カメラの事もあまり気にしていなかった(笑)。
Akina: 私も“日本でメンバー以外の友達を作りたい”と聞いていたので、それが達成出来て本当に良かったなと思いました。番組では良い経験もあれば、切ない時間もありましたけど、みんなの前でその姿を堂々と見せていて、“Takiは勇気のある子”だと改めて思いましたね。Hinaの時と同じで、恋愛している姿を見るのはメンバーとして照れちゃいましたけど(笑)
Mikako: 私もTakiに対しての愛おしさが増しましたね。いつもすごく素直に番組についての思いを私たちに伝えてくれます。それに加えて今までの恋愛のこと、家族のこと...彼女の大切にしていることについてたくさん会話しました。番組を通じて、Takiの成長を感じることが出来ましたね。
――『月とオオカミちゃんには騙されない』(2020年1月5日~3月29日まで配信)に出演された、『オオカミ』シリーズの先輩であるHinaさんは何を思いましたか?
Hina: 今回は私が出演した時と違って男女のどちらかに”オオカミがいる”というルールだったので、番組を見ていて何が起こったか理解出来ないような瞬間もありました。そんな中でもTakiは共演者とすごく積極的にコミュニケーションを取っていたし、誰も傷つけない言葉の掛け方をしていたように思います。そして改めてTakiを外から見て、本当に優しいし、かわいいし、素晴らしい子だと再認識する事が出来ました。同じメンバーとして誇らしい気持ちでしたね。
Hinaは首の角度でTakiは上目遣い?天性の魅力にメンバーもツッコミ
――前回の取材では、『月とオオカミちゃん』で披露していたHinaさんの絶妙な首の角度が話題に上がりましたが、今回Takiさんの印象的な仕草はありましたか?
Akina: Takiは身長が比較的小さいというのもあるのかもしれないですけど、上目遣いがかわいいなと思いましたね。
Lil’ Fang: そうそうそう!普通に見上げるんじゃなくて、ちょっと(上目遣いを真似て)独特なんです! そうじゃなくて、“普通に見ろ”っていう(笑)。
――ではHinaさんは首の角度で、Takiさんは目の角度がポイント?
Hina: 私が出演していた当時、Takiもメンバーと一緒になって散々いじってきたんです。今回の放送を見て“自分もしっかりとやってるじゃん”と思いましたね(笑)。
Taki: (笑)だって、人の話を聞く時はその人の目を見るのが普通でしょう?
Lil’ Fang: でもHinaといい、Takiといい、そういう目を引く仕草を自然体でやれるのがスゴいなと思いますね。やっぱり他のメンバーだったらカメラを前にするとどうしても構えてしまう部分がある。そこは天性のものだと思います。
Takiの目の角度がメンバー内で話題に!(『恋オオカミ』第3話)
Lil’ Fang「Takiの人生そのものを描きたい」
――新曲「HappyEverAfter」の制作に至った経緯を教えてください。
Lil’ Fang: Hinaの思いを曲にした「half-moon feat. Novel Core」と制作の過程は異なり、今回は『恋オオカミ』のオンエアが始まってから作詞することになりました。“どうしようかな”と考えた時に、番組のことを意識したのはもちろんなんですが、Takiの人生の物語そのものを描きたいと思いました。それから彼女と2人でご飯に行って、生まれてからのことを話してもらいました。
――ある種、Lil’ FangさんがTakiさんを取材をするような?
Lil’ Fang: そうです。フランスからフィリピンに行く時はこんな気持ちだったとか、フィリピンから日本に来る時はこうだったなど、Takiのパーソナルな部分を形成した出来事を詳しく聞かせてもらって、その上で番組を見て感じた事の土台に重ねていきました。
――“番組を見て感じたこと”とはどういう内容でしょうか。
Lil’ Fang: Takiは「男女とか世代とか関係なく、みんなが幸せならばそれがいい」ということを考えているように思えました。私はそれが彼女を象徴するような部分だと思っていて、そんな中で「HappyEverAfter」という言葉が浮かびました。
――なるほど。
Lil’ Fang: それと私はTakiとちょこくん(りゅうと)の「BFF(Best Friend Forever)」な関係性がとても好きなんです。性別を超えた友情というのは、ジャンルだったり、ジェンダーだったり、国境だったりボーダーレスに活動していきたいFAKYと共鳴する部分でもあるので、曲の中では恋愛とは一味違う“異性の愛情”というのを描かせてもらいました。
――出来上がった曲を聴いて、Takiさんは何を思いましたか?
Taki: 1番最初にデモ音源を聴いた時、朝ごはんを食べていたんですけど、気づいたら泣いていました。新曲をもらうと、やっぱり日本語の意味がわからない時があるんです。でも今回の歌詞は、1つ1つの言葉がすぐ心に刺さりました。私という人生の長いストーリーにぴったりな曲だと思って、パンを食べながら泣いてましたね。
Lil’ Fang: 泣いてもパンは食べるんやな。
一同: 爆笑。
Taki、男友達・ちょことの関係は?「気になっているのかなって考えたことはありました」
――ちょこさんとTakiさんはまさに異性の友情というものを体現していた2人だったと思います。ちょこさんに対してどんな感情を抱いているのでしょうか。
Taki: 私も最初は「ちょこくんのこと気になっているのかな?」 と考えたことがあったんです。けれど、それは「友達として」でした。ちょこくんはすごくジェントルマンで、距離を保ってくれる。そこもちょこくんの良いところだし、私のことを理解しようとしてくれたから、本当にいてくれて助かりました。
Akina: レコーディングする前、いつもLil'は歌詞について説明してくれるんですけど、今回は「兄弟のことを思い浮かべながら歌って欲しい」と言われました。それですっと表現出来るようになったんです。自分にとってもパーソナルな楽曲になりましたね。
Mikako: サウンドも歌詞の世界も壮大なんだけど、しっかりとTakiの要素のようなキラキラしたスパイスが入っていると思います。それと、この曲はすごくライブ映えしそうだなと。広い会場で歌ったら、また違う曲に聴こえそうだなという期待感があります。
Hina: 前回は自分が当事者だったので、今回はまったく違う気持ちで曲を受け取ることが出来ました。まず曲のテンポが意外と速いし、ビートも細かかったりするんですけど、落ちサビはピアノ一本でLil’ FangとAkinaが優しく歌う部分もあって、その緩急がTakiの数ヶ月の心情とリンクしていると感じました。私も同じような経験をしたので、共感する部分がたくさんありましたね。
Taki、収録中にHinaに電話も「ねぇ、私辛い、どうしたらいい?」
――HinaさんとTakiさんが『オオカミ』シリーズに参加されたことで、グループにどんな変化をもたらしましたか?
Lil’ Fang: それで言うと、2人が加入した時期に遡るんですけど、HinaとTakiがFAKYに加わったことによって、ファンの方との心の距離がグッと縮まったような気がしています。それは本当に2人が取り繕うとせずに、自然体で愛されるパーソナリティーを持っているからだと思っています。それがより『オオカミ』に出演したことによって加速したと思うし、私たち3人にも親近感を持ってくれたと感じています。そこは2人に感謝していますね。
――Hinaさんにとって『オオカミ』とはどんな存在ですか?
Hina: Takiが『オオカミ』に出演すると決まった時に、実は放送を見られないんじゃないかなって思っていたんです。それは自分が出演していた時の、3~4か月間があまりにも美し過ぎて、でも2度と経験出来ない事で思い入れも深すぎて…その苦しさも感じていたんですけど、でもいざ始まってみると、見たい気持ちが勝っちゃって、率先して楽しんでいる自分がいました(笑)。
Lil’ Fang: めちゃくちゃTakiとLINEしていたもんね(笑)。
Hina: そうそう(笑)。
Taki: 1回、収録中に姉さん(Hina)には電話しました。「ねぇ、私辛い、どうしたらいい?」って。
Hina: あったね。でもTakiのシーズンを見て、改めて私にとっても特別な時間だったと思えました。本当に出会えてよかった番組ですし、間違いなく人生のハイライトの1つだと思います。
-――では最後にTakiさんとって『オオカミ』とはどんな存在でしょうか?
Taki: 本当に辛い時もあったですけど、終わってみればすごく楽しい時間だったように思います。学生時代に戻れたような気がして本当にあっという間で、そして特別な時間でした。
Hina: 特別だよね。
Taki: うん。もう1回、2人で出る?
Lil’ Fang: また出るの!?(笑)。
FAKY「HappyEverAfter」
▼「HappyEverAfter」Streaming & Download
https://avex.lnk.to/HappyEverAfterYP
テキスト:中山洋平
撮影:You Ishii
デジタルシングル『#HappyEverAfter』リリース記念!#FAKY のメンバーサイン入りチェキを1名様にプレゼント🎁✨
— ABEMA TIMES (@ABEMATIMES) May 19, 2021
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締切:5月25日(火)✅#恋とオオカミには騙されない
▼インタビューはこちらhttps://t.co/o9C11FpBze pic.twitter.com/LFW0hb0D3b