15日のABEMA『NewsBAR橋下』にお笑いトリオ「3時のヒロイン」の福田麻貴が出演。橋下氏と、ネットニュースの問題点について語り合った。
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福田は「ネットニュースの中には切り取りやイメージ操作をしていたりする記事があるし、メチャクチャ嘘を書いている記事もある。でも読む方はわざわざ発信源を見ないし、本当だと信じちゃう。これっていつまで許されるんだろうと感じている」と問題提起。
「私も発言を切り取られて書かれるのはしょっちゅうのことで、完全なデマもあった。それは私たちが『イッテQ！』のレギュラーになるという記事だった。森三中さんやイモト（アヤコ）さんが抜けて私たちが入るという内容だったので、“なんでこいつらが出られるんだ”みたいに批判の矛先が向けられた。全てが架空の話なのに、記事が出た日はこの1年で一番叩かれた。
むしろ“本当だったら良かったのに”と思うくらいで、ダメージを受けたわけではないし、訴訟を起こすようなつもりもないが、誰でも書ける時代。もう少し整理されないかなって思う。カッコつきで“お笑い関係者”と書かれているのでも、ホンマなん？という記事がいっぱいある。あのタレントさん、絶対こんなの言ってない、こんな友達いないよ、みたいな。盛ってるのは大丈夫なのかって」と訴えた。
これに橋下氏は「“嘘の事実”を言うのは名誉毀損になるが、人の評価に関して色々と意見を言うのは“表現の自由”の範囲内になる。例えば“頭悪いな”くらいだったら“侮辱”と“評価のギリギリのラインだが、“この人は誰々を殴った”とか“詐欺的な行為をやった”とか、事実に基づかないことを言うのは名誉毀損だ。僕もTwitter上ではボロカス言われていて、悔しいんだけど、ほとんどは“評価”だからしょうがない。
さらに福田が「難しいのが、実はさっきの『イッテQ！』の記事を配信したのは『東スポ』だ。東スポのことを知ってる人なら、エンタメとして捉えて読んでいる部分があると思うが、みんな知らずに真実だと思って拡散しちゃうから…」と話すと、MCのサバンナ高橋茂雄も「確かに、東スポとかエンタメ系の雑誌を紙で買って読んでいるひとは、“ここに載ってることだしなあ”と思うけど、ネットに載ると、どこの媒体が分からないからそのまま信じてしまう人もいる」。
すると橋下氏は「週刊誌の場合は“出たとこ勝負”で、“これくらいの裏付けでも行ったれ!”と記事を出してくるし、名誉毀損の裁判で負けて100万円、200万円くらい払うことになったとしても、何十万部も売れれば利益になるから。でも新聞の場合、裏付けが取れているかどうかにこだわりがある。新聞が言っていることが全て正しいというわけではないし、改革の余地もあるけれど、その他のメディアと比較する中では、特に地道に裏付けを取って頑張っている新聞は情報源としてしっかりしていると思う。
一方で、Twitterの拡散力は半端ない。“虚偽の事実”があったとしても、リツイートでどんどん拡散していってしまう。“リツートボタンを押しただけで本人が書いたわけじゃないんだから、リツートした人を訴えても負けるに決まってる”と言われたが、僕は大問題じゃないかという思いから裁判を起こして勝った。最近では“本当にリツートしていいですか？ちゃんと中身を確認しましたか？”とワンクッション入るようになったみたいだから、今後リツイートするときに、これ裏付けあるのかな、読売新聞や、朝日新聞だったらリツートしようか、東スポだったらちょっとどうしようか、というふうになるかもしれない。もっとも、東スポのことを“嘘の新聞だ”と言ったら、今度はそれが名誉毀損になっちゃうから」とコメント。高橋は「そういう東スポで僕は連載を8年以上抱えています（笑）」と締めくくった。（ABEMA／『NewsBAR橋下』より）
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