5月13日(木)19時50分より『KINGDOM : LEGENDARY WAR』♯7が、ABEMAにて独占配信された。3次バトルが行われた今回は、6グループが二手にわかれ、ラップ、ダンス、ボーカルとそれぞれがチームを組んで対決することに。グループの垣根を超えた熱戦となり、専門家たちを唸らせた。
▶映像：ラップ、そしてダンス対決の行方は？（『KINGDOM : LEGENDARY WAR』#7）
『KINGDOM : LEGENDARY WAR』は、人気と実力を兼ね備えたボーイズグループ6組が、王座をかけて真剣勝負を繰り広げる番組。出演グループは、BTOB、iKON、SF9、Stray Kids、ATEEZに加え、昨年Mnetにて放送された前哨戦『Road to Kingdom』で勝ち上がったTHE BOYZ。それぞれのグループが、与えられたテーマに沿って、ダンスやセットなどシーンすべてを自分たちで作り上げて対決する。なお、MCは東方神起のチャンミンが務めた。
現時点での順位は？1位はStray Kids！
番組冒頭では、グローバル評価と1655万5595回の動画視聴回数が合わさった1次バトルの最終順位が発表された後、2次バトルの動画再生回数を除いたトータルの合計点数が6位から発表された。6位はTHE BOYZ、5位はStray Kids、4位はiKON、3位はATEEZと、チャンミンの口から順番に読み上げられる。1位と2位は同時発表となり、1位はSF9、2位はBTOBとなった。この結果には、SF9メンバーも興奮のあまり思わず立ち上がり、「どうしたことだ！」、「6位から1位になったの！？」、「頑張った！」と抱き合っていた。
その後、対面式、1次、2バトルのすべての評価を合算した結果が発表され、1位はStray Kidsに。ほかのグループも「素晴らしいよ」とStray Kidsに拍手をおくる。しかし、僅差となったことについては、「これから、まだわからないよね」と希望を見出していた。ちなみに2位はATEEZ、3位はBTOB、4位はiKON、5位THE BOYZ、6位SF9という順位となった。
3次バトルの審査にSUPER JUNIORのシンドン＆ドンヘほか超有名著名人が登場！
そして、本格的に3次バトルがスタート。テーマは「NO LIMIT」。BTOB、Stray Kids、ATEEZの「メイフライ」チームと、iKON、SF9、THE BOYZの「It's 1」チームにわかれ、2つのチーム戦となる。第１ラウンドでは、計3回の対戦となり、各対決には5000点がかかっている。勝ったチームには5000点が与えられ、ユニットに属している3つのグループに均等に分配されることに。
気になる第１ラウンドの評価方法は、33人の専門家による評価のみとなった。「スペシャル評価団」の33人の中には、K-POPブームの立役者であるSUPER JUNIORのシンドン＆ドンヘを筆頭に、世界的な振付師のリア・キム、音楽の評論家、チャン・ドンジュ監督のほか、アイドルの後輩グループまで、各方面から相応のメンバーが集った。
BOBBY（iKON）、フィヨン（SF9）、ソヌ（THE BOYZ）が3人チームでラップ対決！
まずはラップチームの対決。「It's 1」からはBOBBY（iKON）、フィヨン（SF9）、ソヌ（THE BOYZ）の3人が組むことに。かねてよりBOBBYの大ファンだったというソヌは、初めての本格的な交流に興奮を隠せない。「会えてうれしいです、まじやばい！憧れの対象でした。ソロ曲も全部知っています」と大好きアピールが止まらず、BOBBYも思わず照れ笑い。
フィヨンは「実は高校生ラッパー（大会）以降、初めてなんです。自分が普段好きなスタイルをみんなに見せられる。こういう音楽が好きで、こういう音楽をやっていますと見せるために、ラップユニットに合流しました」と気合い十分。ソヌも「本当にヒップホップが好き。（グループでの自分とは）違うところを見せたい」とフィヨンと心をひとつにする。ふたりの気概を受けたBOBBYは、「昔の自分がちらっと顔を出しました。ラップへの欲望というか、自分のキャラクターに対するジレンマが見えて驚きました」と感想を口にしていた。
その後、携帯番号を交換し合い、曲の方向性を決めたりと、休息に仲を深めていく3人。YG ENTERTAINMENTの社員食堂でごはんを食べたり、コンビニでアイスを買ったりと、まるで友達のように近い関係性に。当然、スタジオでの打ち合わせもはかどり、BOBBYも「ステージを作るのは、そんなに難しくないと思う。導線があるというより楽しく遊べればいい」と、後輩ふたりをリラックスさせる。フィヨンは「BOBBYさんは、僕たちにいい影響を与えてくれた。」と言い、ソヌも「勝たないといけないと思っていたけど、本当に幸せ。バトルがこんな幸せなものになるとは思っていなかった」と夢見心地。レコーディングやリハーサルと準備が進み、本番間近では、3人でおそろいのスニーカーを履くまでになった。
本番では、『Full DaSH』をパフォーマンス。自転車に乗ってやってくるソヌが最初に歌い始め、フィヨンにバトンタッチ。フィヨンがよどみなくラップを披露すると、「ゆとりがある」「上手！」とメンバーも瞳を輝かせる。3人目のBOBBYが後ろから登場し、技術の高いラップをすると、控え室の全員がノリノリに。中盤では、おそろいのスニーカーを指すパフォーマンスでも盛り上がり、メンバーも「本当にラップだけでやってる！」、「まじやばい」と興奮。後半では映像がモノクロに切り替わり、飽きさせない演出で目も楽しませた。
終了後、応援していたほかのメンバーたちは、「本当にかっこいい！」、「ソヌ、上手だった」、「BOBBY先輩もフィヨンもかっこいい」と手放しで喜び、中には「音源ください」と曲に心酔する者も出てきた。敵チームのBTOB・ミンヒョクもラップを真似するほど、パフォーマンスで虜にしていた。専門家の評価も「出てくるやいなや、体が動いてしまいました。観客になった気がしました」、「最後のペイントを振りまく演出とか、アイデアがよかった」と高評価を下していた。
ミンヒョク（BTOB）がラップ対決に！ラスボスの貫禄に一同驚き
続く「メイフライ」のラップチームは、バン・チャン、チャンビン、H A N（Stray Kids）、ミンヒョク（BTOB）、 キム・ホンジュン（ATEEZ）の5人が選出された。ミンヒョクは「BTOBがボーカルに特化しているので、ラッパーは比較的知られていないと思う。こういうメンバーもいるという姿を見せたいと思った」と胸の内を打ち明けた。キム・ホンジュンも「ATEEZはラップをこういう風にやるんだ、という姿を見せたい」と思いを乗せる。
初めてのミーティングから、それぞれがアイデアを出し合い、歌い合ったりという息の合った展開となった5人。レッスン室では、「楽しくノリノリの演出が必要だと思う。絵具遊びというコンセプトで、いろいろな色を出してみよう」と言い、バン・チャンが作ったというトラックをみんなで聴き、音を足していく即席セッション状態。「すごく刺さるサビ」など、全員に褒められてうれしそうなバン・チャンに、ミンヒョクは「バン・チャンは本当にかわいい」とニコニコ。キム・ホンジュンは、「衝突が起きたらどうしようと思ったけど、不思議なくらい息ぴったりでした！」と手ごたえを感じた様子だった。
JYPでの打ち合わせでは、全員で音合わせをはじめ、テンションが徐々に上がっていく。そんな中、チャンビンは「羨ましいと思うときがある。ミンヒョク先輩、ラップをするときに（首筋の）血管が見える」と熱視線を送った。ミンヒョクは「体脂肪率が少ないと、血管が浮き出るみたいだね」とさらっと言い、チャンビンは「ああ…知らなかった…（笑）」と前回ビジュアルキングに輝いたミンヒョクを憧れの目で見ていた。その後は食堂にて5人でごはんを食べたり、リハーサルを重ねるなどで、気持ちを高めていく。
本番では、全員が白い衣装に身を包みパフォーマンス。ラップに合わせて思い思いにペイントしたりなど、白に映える鮮やかな色使いのステージングに、「おおお」、「うまいね！」とほかのメンバーも盛り上がる。バン・チャン、チャンビン、HAN、キム・ホンジュンと出揃ってパフォーマンスを披露する中、なかなか登場しないミンヒョクに、ほかのメンバーは「先輩は何で出てないんだろう？」、「ボスのように登場するんじゃない？」と予想合戦。
終盤、4人とダンサーがはけ、ミンヒョクがひとりで登場すると、全員、「わーー！」と待ってましたとばかりに大騒ぎ。ひとりで完璧にラップを決めるミンヒョクに魅せられたメンバーたちだったが、最後は5人でパフォーマンスして終了した。これには敵チームのBOBBYも「本当に華やか…」とため息をつく。専門家の評価も「ひとつにまとまっていた」、「深みがあって、ユーモアもあった。素晴らしかったです」と絶賛。結果、ラップ対決の専門家評価では、メイフライに軍配が上がった結果となった。
ダンスユニット対決、ジュヨン（THE BOYZ）、テヤン（SF9）、DK（iKON）のチームに専門家たちが色めき立つ
続いては、ダンスユニット対決。先行は、ジュヨン（THE BOYZ）、テヤン（SF9）、DK（iKON）の「It's 1」チームからとなった。最初の顔合わせでは、緊張のためか沈黙が続いたりもしたが、「いくつですか？」と年齢を聞き合い、「タメですね！」とわかってからは、一気に打ち解けたムードに。お互いのパフォーマンスをより知るため、それぞれの映像を観て感想を言い合うまでに発展した。
ジュヨンが、「長所を最大限に生かしながら、上手なところを浮き彫りにすればいいんじゃないですか？」と言い、テヤンも「格好つけなくても、普通にいても、十分に勝算のあるステージを作れるようにできたら」と応える。DKは、「本当の韓国の美しさを見せられればいいなと思う、3人だから」と、レジェンドのパフォーマンスとして輝きたいと気合いを入れる。
ステージでは、ひとりの王を3人の自我に分けて表現し、母を亡くした哀しみに暮れ、少しクレイジーになっていく、というストーリーを立てた。ステージを圧倒する表情の演技、韓国の美しさや伝統芸を取り入れるパフォーマンスのために、3人は熱心にリハーサルを重ね、本番を迎えた。
伝統衣装を身につけたジュヨンが、最初にステージに登場すると、専門家たちも「おおお～！」と色めき立った。見ていたメンバーも「ジュヨン、最高！」と大興奮。3人で集まって踊り、情熱から哀しみ、憎しみへとダンスの質感が絶妙に変わっていく様子も繊細に表現され、全員が見入る。中盤、テヤンが刀を手に登場すると、その姿にも歓声が上がった。最後はしっとりと踊って終わったステージの構成に、ほかのメンバーも「余韻がすごい」、「引き込まれた…」と感想を言い合う。専門家たちも、「開始と共に注目を集めたのがよかった」、「韓国の美を生かしたのがよかった。個人の才能が目立ちました」と好評価だった。
最多9人でEXOの『Wolf』をパフォーマンス！「圧倒される！」「痺れた！」
2番手の披露となった「メイフライ」チームは、最多9人でパフォーマンスすることに。メンバーはATEEZからジョン・ウヨン、カン・ヨサン、チェ・サン、パク・ソンファ、ジョン・ユンホ、Stray Kidsからリノ、フィリックス、I.N、BTOBからプニエルが参加という構成。一番の先輩であるプニエルは、「ダンスは長い間踊っていなくて…2年ぶりだと思う」と言い、「みんな、覚えるのはやいね…」と焦り顔。そんなプニエルは、全員の結束をより強固にするためか、アイスクリームの差し入れを行い、全員が練習中にアイスを食べるというほっこりな展開も。
パフォーマンス曲はEXOの『Wolf』に決定し、ジョン・ウヨンはその理由について、「中学のときのことを思い出しました。先輩たちのステージをMAMAで見たんです。コンセプトがありました。僕たちがやればかっこいいかも、似合うかも、と思いました」と9人でやるのにぴったりのために決めたと話した。リハーサルでは見せ場となるフィリックスの大ジャンプをジョン・ウヨンが受け止めるシーンも流され、フィリックスは「ペアでの振り付けも多いので、本当に仲良くなりました」と笑顔を見せていた。
本番では、オープニングでフィリックスが狼のようにはいつくばって登場。その後、情熱的に全員でダンスを踊ってみせ、組み合わせも都度変わっていく、多人数ならではの構成とダークな世界観に、メンバーは固唾をのんで見守った。中盤では、プニエルがウルフに見立てた複数名のダンサーに首輪をつけて、束ねて再登場する演出もあり、これには全員が「圧倒される！」「痺れた！」と心を奪われていた。クライマックスでは、ジョン・ウヨンとフィリックスが練習を重ねた大ジャンプも成功させ、幕を閉じた。
終了後、見ていたほかのメンバーたちは、「何でこんなにうまいの？」、「まじやばい！」、「かっこよすぎ」と言い合う。専門家たちは「ダイナミックで素敵なステージでした」、「パフォーマンスの構成力や音楽と完全に合っていた。カメラが通るたびにメンバーの表情がとてもインパクトがありました」と唸っていた。
パフォーマンス対決の結果は、次回に持ち越し。肝のボーカルバトルも待つ3次バトルの続きは、次回の『KINGDOM : LEGENDARY WAR』にて。5月20日(木)19時50分よりスタート（※無料見逃し配信はなし）。
