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 元乃木坂46堀未央奈が、ABEMAオリジナル恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい~KISS or kiss~(以下:ドラ恋)』のact.4(5月22日配信スタート)からスタジオメンバーとして出演する。

 これまで一視聴者として『ドラ恋』シリーズを楽しんでたという堀。ABEMATIMESでは収録現場を直撃し、撮影を終えての感想についてなどを聞いた。そして、“仮に恋リア作品からのオファーがきたら?”という質問をすると、堀は「出たいです」と笑顔を浮かべた。

▶︎動画:堀未央奈が新スタジオメンバーに!『恋愛ドラマな恋がしたい~KISS or kiss~』

“自分だったらどういう判断をするかな?”と考えさせられる『ドラ恋』

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――今回『ドラ恋』のスタジオメンバーとして、オファーがきた時の気持ちはいかがでしたか?

堀:『ドラ恋』は視聴者としてずっと観ていたので、スタジオに行けるというのがすごくうれしかったです。一方で、私なんかがスタジオで発言したり、リアクションしていいのかとどこか恐縮しながら参加させてもらいました。恋愛番組は好きで、ABEMAだと『オオカミ』シリーズも観ています。番組について友達と話もして楽しんでいます。

――『ドラ恋』を見始めたきっかけは?

堀:いろんな番組を見ようとしていた中で、ABEMAを開いたら、たまたまCMが流れて気になって、そこからです。『ドラ恋』を見て、恋愛番組ってすごくおもしろいんだなと感じました。CMだけには収まらない、人間同志のドラマが本編にはたくさん描かれているので、魅力に気付いてからは、ずっと追いかけて見ています。

――堀さんが出演するact.4からの見どころは?

堀:共同生活をしていて、その中にいろんなルールがあって、かつ演技にも挑まなくてはいけなくて、たくさんの状況が交差しているんですけど、なんとなくメンバーそれぞれの性格がわかってきた中で関係性が築かれていっていると思います。その上でオーディションに挑む姿を見ると、見ているこっちも、時に辛くなったし、“自分だったらどういう判断をするかな?”と考えさせられるポイントがたくさんありましたね。

――もし、堀さんが同じ状況になったら?

堀:多分、誰の状況になっても、精神的にきついと思うんですよね。なので、私は誰とも変わりたくないというのが本音です(笑)。

『ドラ恋』スタジオで男心の勉強「男性は直感で生きているんだな」

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――スタジオ収録の雰囲気はいかがでしたか?

堀:すごく楽しかったです。VTRを見ている間も、みんなで感想を言い合って、収録が終わった後もたくさんお話をさせてもらいました。どこか、仲の良い友達の家でみんなで見ているような、アットホームな感覚でしたね。オンエアだと、スタジオの皆さんのコメントをすべて見られるわけではないので、このシーンについて何を言っているんだろうと気になったりもするんですけど、今回はノーカットで楽しませてもらいました(笑)。それぞれの視点があって、良い意味で違った考えがぶつかり合ったりしていました。

――堀さんも意見しやすい環境だった?

堀:皆さんとしっかりお話するのは今回がほぼ初めてだったんですけど、すごく話しやすかったです。この現場の数時間で、距離が縮まった感覚でした。女子だけで、もしくは男子だけで見るのもいいと思うんですけど、男女共に意見を聞けるのがすごく面白くて、自分とはまったく違う考え方に出会えるんです。すごく盛り上がったし、勉強にもなりました。

――勉強になった、とはどんなところが?

堀:男性メンバー(福徳秀介ジャルジャル>、小森隼GENERATIONS from EXILE TRIBE>)は毎回意見が一緒で、女性あ~ちゃんPerfume>、夏菜)が思っていることと真逆の考えが多かったので、男性は直感で生きているんだなというか。一方で女性は理性的に考えていると思いました。そもそもお互い見るポイントが違うんだなと感じたし、『ドラ恋』ではその中で男女が関係性を築いているんですもんね。なので、すれ違いもあって当然だよな~って。

――では、異性の友人と意見交換しながら見るというのも、また普段と違う気付きがあって面白いかもしれませんね。

堀:そうですね。でも、なんでも言い合える関係性の人と見ることをオススメします。なんか、あまりにも考えることが違っても、仲良くないと、リアクションがとれなかったりすると思うので(笑)。

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――もしも、堀さんに恋愛番組に出演者としてのオファーがきたらどうでしょうか?

堀:出たいです!(即答後、周りの反応を確かめるようにキョロキョロと見渡す)

すごく好きなので、挑戦してみたい気持ちはあります。恋愛番組はもちろん恋愛をするというのが、1番の目的だとは思うんですけど、その番組における環境とか、みんなで1つのものを作り上げることなど、すべてが思い出になると思うし、私にとっても良い経験になると感じています。例えば、『ドラ恋』にも視聴者投票が使われることもありますけど、現代だからこそ実現出来る演出だと思うし、個人的には体験してみたいという気持ちはありますね。

それと今までたくさんの恋愛番組を見てきましたけど、私のようなタイプの性格の人はあまり見かけなかったんです。なので、自分がもし中の人になったら、どうなっちゃうんだろうという想像はしますね。

――『ドラ恋』の場合は共同生活を行うことになりますが、それも問題はない?

堀:全然、問題ないですね。私は思ったことをしっかりと口に出しちゃうし、でも番組を楽しみたいという思いもあるので、わざとかき乱しちゃうかもしれないです(笑)。だから視聴者の皆さんには「この人、楽しんでるな~」と思われちゃうかもしれませんね。

乃木坂46時代があってこその今「今後は女優業をメインに」

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――乃木坂46を卒業して少しの期間が経ちましたが、何か自分の中で意識が変化したことはありましたか?

堀:単純に大人数での行動がなくなったので、寂しい気持ちはありますね。けど、毎日メンバーと連絡してたりはしているので、今のところ物理的な人数の変化を感じているくらいです(笑)。

――3月28日に開催されたオンラインライブ「乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~2期生ライブ~」は本当に素晴らしい内容でした。ライブの最初と最後で「アナスターシャ」をやったのが驚きでもあったし、2期生にとって大切な曲だというのがすごく伝わってきました。

堀:そうですね、すごく大切な曲です。メンバーも、そしてファンの方も好きな曲だと思うので、「このライブは『アナスターシャ』で始まりたいよね」というのがメンバーの中にもありました。それでいて、締め括りの話になると、「やっぱり『アナスターシャ』じゃない?」と自然な流れで決まりましたね。

――堀さんにとっての卒業コンサートだったわけですが、1期生、3~4期生もラストでサプライズ登場しました。ライブ後にメンバーと交わした言葉で強く印象に残っていることは?

堀:終わった直後は、みんな「あまり実感が湧かない」と言ってましたね。でも後輩が手紙をくれたりとか、今でも「最近、こんなことをしました」と写真を送ってくれたりしています。それこそ、私がプロデュースしたグッズをメンバーが着てくれた写真を送ってくれたりなども。ライブが終わった後も、卒業したとは思えない感じで接してくれているのが、逆に切ないなと泣けてきたこともあったし、本当に良い仲間を持ったなと思いますね。

――堀さんをリスペクトしている4期生の林瑠奈さんからも連絡がきたり?

堀:この間「前髪を切りすぎました」と連絡がありました(笑)。卒業しても、乃木坂の後輩とは良い距離感で接したいなと思うので、何かあったら頼ってくれるとうれしいです。

――改めて堀さんにとって乃木坂46の8年間とはどういう時間でしたか?

堀:在籍期間はとにかく一生懸命活動していたので、客観的に自分を見つめることがあまり出来なかったんですけど、卒業して活動中の写真や動画を見返したり、卒業ライブの映像を見た時に、自分がオーディションを受けて岐阜から上京して、憧れていた煌びやかな世界に存在していたんだと実感出来ましたね。自分が想像していたよりも、多くのファンの皆さんに支えられて、ちょっとでもアイドルとして輝けた部分があったのかなと思うと、救われた期間だったように思います。卒業してから、そういう部分を冷静に感じることが出来ました。

今後は女優業をメインに活動していくつもりですけど、乃木坂を卒業したら世間からの見え方もまったく変わってくると思います。甘えられないし、その上で乃木坂時代に出会った人を大事にしたいし、これから新しく出会う人とも良い関係性を築いていきながら、また一から頑張っていくつもりです。

堀未央奈がときめいいたキスシーンは?

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――『ドラ恋』は毎回キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、役者同士に恋心が芽生えるのかを追いかける番組です。堀さんの趣味は映画鑑賞として知られていますが、これまで見た数々のドラマや映画で憧れたキスシーンのシチュエーションはありますか?

堀:『ラスト・シンデレラ』(2013年/フジテレビ)というドラマがすごく好きで、主演を務めた篠原涼子さんがキスした直後に「ピザ食べた?」と言われるんですよ。キスシーンのセリフとしてはあまり聞かない言葉だし、ロマンティックなムードの中でそういう話はされたくないと思うけど、その感じが逆にグッときました。その一言に、2人の親密さを感じられるというか、すごく印象に残っていますね。

――では最後に今回の『ドラ恋』の推しメンを教えてくれませんか。

堀:みんなを推したいくらいそれぞれが魅力的で迷うんですけど……ののかちゃん(久保乃々花/22歳)とわく君は(京典和玖/20歳)はお互いに惹かれてからじゃない所からスタートだったので、やっぱり気になりますね。お互いの優しさというか、そういうのがないと成り立たないと思うし、だからこそ運命が引き寄せたようなドラマチックさがすごく良いなと思います。わく君は出演者の中で最年少でピュアそうに見えるけれど、すごく男らしい。ののかちゃんはしっかりしているんだけど、お茶目な部分もあって、どことなくお互い似た者同士というか、姉弟っぽくも見えるんですよ。その2人が、今後どう本格的な恋愛に発展していくのか、見守りたいです。

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文・中山洋平

写真:You Ishii

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