映画『茜色に焼かれる』の公開前夜最速上映会が20日都内で行われ、主演を務めた女優の尾野真千子（39）らが登場した。
この映画は、理不尽な交通事故で夫を亡くした母と子の物語。尾野演じる主人公・田中良子が、弱者ほど生きにくいという時代の逆風を受けながら、気丈に振る舞い、自身の信念の中でたくましく生きる姿を描いている。
コロナ禍での映画公開について、尾野は、「もうコロナ関係なく言います。劇場で見てほしいです。怒られるかもしれないけれど、みなさんに手と手を取り合って見に来て欲しいです。それくらい、みんなで命を懸けて撮った作品です。こんな状況で、やりにくい世の中で、私たちのこの仕事をもう出来ないかもしれないって恐怖が襲ってきて…。でも、今、皆とこういう作品を伝えなければいけないと。それが私たちの使命だと思って、スタッフも出演者も監督も、お金を集めてくれた人も、場所を貸してくれた人も、みんな命懸けでやりました。こんな最高の作品はありません。ぜひ、ぜひ、ぜひ、劇場で観ていただきたい。そういう気持ちで作りました。すみません。泣いて。でも、みなさんが笑ってこの劇場に来てくださるよう、ずっと祈っています。コロナに負けるな。頑張ろう。頑張ろうね。今日はありがとうございました」と、作品に込めた並々ならぬ思いを明かした。
（ABEMA／『ABEMA NEWS』より）
