テニスの大坂なおみ選手が27日、今月末から開催される全仏オープンの記者会見を拒否することを自身のTwitterで表明した。
全仏オープンに出場する選手は勝敗等に関わらず会見を開くのがマスト。拒否すれば日本円で最大220万円の罰金が課せられるというが、大坂選手は「心の健康が無視されている」「何度も同じ質問、自信を失わせる質問を受ける」「選手を蹴落とす状況には納得できない」「会見しなければ罰金というやり方には失笑」などとして、支払いも覚悟の上の様子だ。
元アンジュルムのメンバー・和田彩花は「アイドルグループにいる間はドキュメンタリー用のカメラがずっと身近にいるということもあったし、自分ができなかったこと、失敗したことについて直後に聞かれ、そのことを口に出したり皆に伝わったりするのが精神的に辛かった。だから大坂なおみさんの意見もわかる。試合終了後ではなく、数日経った後とか、そういう選択もできればいいのでは」とコメント。
EXITのりんたろー。も「僕らも商品プロモーションの記者会見に出た時に、“あの人のあの件についてどう思いますか”みたいな、全く関係ない質問が来ることがあって、意地悪すぎないかと思ってしまう。アスリートにとってもプレーに集中できるのが一番なのに、会見を開かなかっただけで罰金なのかとか思ってしまった。そもそも今までこういう規定に対してクエスチョンを唱える人がいなかったのだと思うし、結果を出してこういう発言ができるところまでステージを上げてきた彼女のブランディングとしても良かったと思う」と話した。
一方、EXITの兼近大樹は「大坂なおみ選手くらい実力もあり、スポンサーさんがいて飯も食えています、罰金も払います、という選手はいいと思うが、こういうルールに則っていかないと成り立たない選手たちもいると思うし、テニス全体で見た時には正解なのかなという疑問もちょっとある」と懸念も示していた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)
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