室町時代、醤油は高級品だった? 魚は刺身で食べた方がいい理由とは? ナスDが明かす食の豆知識
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 「ナスD大冒険TV」で配信中の「1人ぼっちの無人島0円生活~巨大鮫が眠る島 編~」で、ナスから食に関する豆知識が明かされた。

▶映像:ナスDが披露した刺身に関する豆知識

 ネパール奥ドルポで幾多の峠を越え、ついに辿り着いたヒマラヤ最奥の集落・ティンギュー。数日間にわたる取材を終え、ナスDが帰国すると、今度は無人島へと直行し“1人ぼっちの無人島0円生活”ロケを敢行。バイきんぐ小峠英二西村瑞樹)の2人がこのロケの様子を見守る。

 無人島生活でサメ釣りを開始してから3日目、ついに“海の殺し屋”の異名を持つサメの捕獲に成功。そして獲ったサメ1匹を、ナスDは合計8日間かけて食べ切った。ついに無人島生活も終わりを迎えると思いきや、ナスDの“悪い癖”がまたもや発動してしまった。サメの皮を使った、ワサビおろしを作成し、3種の高級ワサビも用意していたのだが、肝心の食材がない。そこで深夜の海へと潜り、魚を収穫し、美味しくワサビ醤油で食べようというのだ。

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 魚を捌く過程で、ナスDは刺身に関する豆知識を披露した。

「古くから生魚を食べる文化というのは、日本にはありました。紀元前何年とかに、アラスカ大陸と日本で大陸が分かれたんですが、日本は、その後も魚の生食文化は続いたんです。

元々、祖先はアラスカの人と日本人って同じなんです。そして、今現代になってアラスカにも刺身を食べる風習があるんです。そして寿司も食べるんです。随分前に分かれた全く別々の人種が、別々の所で育っても結局、刺身を食べているんです。昔、祖先が一緒だったアラスカの人と日本人が別々の場所で暮らしても、同じ様な食文化になっていったんです。面白いですよね」。

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 続けてこんな話も。

「醤油が無かった鎌倉時代は、生魚を細かく刻んで酢に漬けていました。わさび酢とかしょうが酢で和えて食べる鱠(なます)という食べ物はこの頃からあったんです。そして室町時代に醤油が登場しました。当時、醤油は高級品であった為、偉い人しか食べられなかったんです。醤油の生産が飛躍的に進歩した江戸時代から、庶民が刺身を食べられる様になって、刺身屋という店が出来たぐらい、大人気の食べ物だったんです。

当時はお皿を持って、刺身屋に行って、刺身を盛り合わせてもらって持参して帰るというテイクアウト方式でした。

それまでは一皿に一種類を盛り付けるというスタイルだったんですけど、刺身屋が出来た事で、『この魚とこの魚をくれ』とリクエスト出来る様になりました。そこから、刺し盛りという文化が生まれました」。

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 さらにこんな話も。

「元々、刺身は江戸時代まで切り身と言われていたんです。どうして、刺身になったかというと、武家社会で“切る”というのは“不吉”と言われていたんです。切腹という意味も持っていて、縁起も悪いので、刺身という名称に変わりました。

一方、関西では“刺す”というのが“切る”という意味も含んでいるので、“お造り”になったんです。

魚は刺身で食べた方が本当はいいんですよ。魚にはDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれているので、血中のコレステロール値を下げる働きがあるんです。つまり、痩せる働きです。でもドコサヘキサエン酸は加熱すると失われてしまうんです。だから生魚で食べた方が、ドコサヘキサエン酸を得る事が出来るんです。よってそういう効果を求めるならば、刺身の方が良いんです」と解説した。

 今回、番組にスペシャルゲストとして登場した井上咲楽はナスDを人生の師匠と仰ぎ、「スッゴイ勉強になる。義務教育よりも学べる」と熱弁していたが、このようにナスDが話す、豆知識に耳を傾けるというのも、この番組の楽しみ方の一つだと言えるだろう。

ABEMA「ナスD大冒険TV」より)

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