5月31日より順次放送中のアニメ「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」第9話は、家出少女のヒロイン・荻原沙優(CV:市ノ瀬加那)の過去が明かされるエピソードだった。
アニメ「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」は、しめさば氏が手掛ける同名ライトノベルが原作。サラリーマンの主人公・吉田(CV:興津和幸)と、女子高生・荻原沙優の奇妙な共同生活を描いたラブコメディだ。
前回放送された第8話では、沙優が吉田との思い出を作るため、彼と一緒に夏祭りに出かけた。夏祭りの花火を見終わった沙優は、「吉田さんに名前を聞かれた時、するっと本名言っちゃったんだよね。本名も言っちゃって、もうこれ以上逃げ続けるのも無理かもって考えてたんだ」と吉田に告白した。沙優の兄・荻原一颯(CV:鳥海浩輔)が吉田の家を訪問するシーンもあり、2人の同居生活の終わりを予感させる展開となった第8話。視聴者からは「刻一刻と時間がなくなっていく…」「修羅場になりそうな予感」などの反響が寄せられた。
第9話「過去」では、これまで謎に包まれていた沙優の過去が明らかになった。かつて沙優は、唯一の親友だった真坂結子(CV:石見舞菜香)と穏やかな学校生活を送っていた。しかし、沙優の行動が原因で、結子は女子グループからいじめを受けてしまう。その後、いじめに耐えきれなくなった結子は、「沙優ちゃんはずっと笑っててね」と言い残して自ら命を絶ってしまった。親友の死に深く傷ついた沙優は、自分の母親から疑いの眼差しを向けられ、「そんなに目障りなら消えてあげる」と家を飛び出したのだった。
沙優の壮絶な過去に、Twitter上では「家出するのも納得!」「せつなすぎる…」「お兄さんいい人でよかった」「こんなん泣くやろ」といったコメントが相次いでいた。
第9話「過去」
【あらすじ】
「沙優を引き取りに来ました」――早朝、沙優の兄・一颯が吉田の部屋を訪ね、二人の同居生活は終わりを迎えた。一週間後、沙優は北海道の実家へ帰ることになる。そのタイムリミットを前に自分自身と向き合うため……家族や学校、友だちのこと。そして家出にいたった日…。沙優は、吉田とあさみへ今までの経緯を語りはじめる。
(C)しめさば・KADOKAWA/『ひげひろ』製作委員会