数多くの実力派女性シンガーがデビューし、ディーヴァ・ブームとして現在も語り継がれる1990年代後半、デビュー・アルバムがオリコン初登場1位という鮮烈なデビューでR&Bシーンに登場したTinaが、実に9年振りとなる新曲リリースに向け本格的に動き出した。
新曲のリリースに先駆け、自身のYouTubeチャンネルにデビュー前から現在までの歴史を赤裸々に語った貴重なインタビュー動画を公開した。
デビュー当時から旧知の仲である音楽ライターとお酒を飲みながらのリラックスした雰囲気の 中、実に3時間を超えるロングインタビューが行われ、オリコン初登場1位を獲得した当時のエ ピソードや、MUROやDJ WATARAIなどHIP HOPシーンの一線で活躍するそうそうたるアーティ スト達との秘話、ローリン・ヒル、アイズレー・ブラザーズといった世界的アーティスト達との エピソードなど、R&Bシーンを牽引してきたTinaだからこその貴重な経験や、トップアーティス トだからこその苦悩や葛藤など、これまで語られる事のなかった想いが語られた非常に貴重なイ ンタビュー動画となった。
なお今回公開された動画は、今後16回に分けて公開される全インタビュー動画のダイジェス ト版となるもので、インタビュアーから不意に振られたアカペラの要望にも難なく応えるシーン が収録されるなど、Tinaの人柄や魅力が伝わるものとなっている。 今年3月にはHIP HOPシーンを代表するDJ/プロデューサーであるDJ RYOWが、Tinaのデビュー 曲である「I’ll be there」をサンプリング使用した楽曲「Killin’ Me feat. KIRA, DABO & Tina / DJ RYOW」に自身も客演参加し、その突出した歌唱力と存在感を改めて示して見せた。
又、自身の新曲制作と並行して、NITRO MICROPHONE UNDERGROUND(ニトロ・マイクロ フォン・アンダーグラウンド)のラッパーであるMACKA-CHIN、SUIKENと共に2000年代前半に活 動したグループ、「MONTIEN(モンティエン)」としての活動も再開させ、更に今後の活動から目が離せない。
*アーティストコメント
デビューからの一つの節目を迎えるに当たって
まだまだ自分にとっての通過点でもあるのですが、
これを機にYouTubeにて現在に至るまでの自分を改めて振り返らせて頂きました。
自分の中にある“アーティストとしてこうあるべき”という理想像と
実際の現実像の自分とのギャップの狭間での葛藤やもがきは、本来隠しておくことがクールだと
思っていましたが、歳を重ねるごとに、その部分こそが私らしさなのかもしれないと
20数年が経った今、ようやくそう思える様になった気がしています。
これからも音楽を軸に時代と共にアップデートしながら
歌と共に今を生きて行けたらいいなと思っています。
from: Tina