浮気問題、価値観のズレ、結婚のタイミング…カップルのリアルな内情が赤裸々に、共感を呼ぶ大人の恋愛番組『隣の恋は青く見える』
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 毎週よる10時より放送中のABEMAオリジナル恋愛番組『隣の恋は青く見える』。カップルたちのリアルな悩みが次々と浮き彫りになり、視聴者から共感の声や考察が数多く寄せられている。一般的に恋愛番組(リアリティーショー)というと、男女が出会い、カップルになるまでの過程を見守るタイプの番組が多い。一方、本作に登場するのは、すでに交際している4組の“ワケあり”カップル。何かしらの問題を抱えたカップルが、お互い同意の上で“お試し破局”を行い、フリーの状態で10日間の共同生活を送るという斬新な内容だ。4組それぞれ事情は異なるのだが、どのカップルも、恋愛をする上で多くの人が一度はぶつかりがちな、普遍的な悩みを持っており、気づけば自分に重ね合わせて観ていた…という視聴者も多いのではないだろうか。

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 現在番組は第4話まで放送されており、折り返し地点を迎えている。10日間の期間中、参加カップルは他の異性との“スイッチデート”や、元恋人との“復縁デート”を重ねていき、最終的によりを戻すのか、それとも別れるのか、答えを出さなければならない。今後は後半戦に突入し、より問題の本質に切り込んでいくことが予想される。その前に今回は、放送終了後に寄せられた視聴者からの声を紹介しつつ、各カップルの問題点を整理していきたい。

■価値観の大きな違いが浮き彫りに “人生プラン不一致カップル”リョウスケ&ハルナ

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 “ロイ”のニックネームで親しまれているリョウスケ(27歳/地方創生・映像制作)とハルナ(27歳/WEB制作・スクール運営)。交際期間は1年3か月になり、同棲もしていたカップルだ。しかし、2人は仕事や生き方を巡る価値観が大きく異なっている。ハルナは理想を高く掲げ、そこへ向かって突き進みたいタイプ。仕事に全力で打ち込む、いわゆるバリキャリ女子だ。一方のリョウスケは、「仕事を頑張りすぎるのが幸せではない」という考えの持ち主。ハルナに対しては、尊敬の念を抱いており、結婚も望んでいるようだ。だが、今後ますますハルナが自分とは違う世界へ行ってしまい、釣り合わなくなるのではないかという不安に怯えている。ハルナと“復縁デート”に出かけた際には「僕じゃない方がいいんじゃないか」「すごい人が現れてもずっと僕を選んでくれる?」と問いかける場面も見られた。

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 この発言について視聴者からは「正直彼氏から聞きたくないけど、ハルナとの会話を聞く感じだとそう言ってしまうのもわかる気がするし、この二人は心境の変化で上手くいく問題じゃないように思う」と厳しい声も上がった。確かに回を追うごとに、リョウスケとハルナの間に広がる溝は、当初の印象以上に深いと思わざるを得ない。事実、ハルナは「私の気持ちが落ち着いてきている」と話しており、リョウスケへの恋愛感情が冷めつつあるようだ。ハルナはこの“復縁デート”の中で、「男としてのプライド」という言葉を2度口にしており、こんなエピソードが語られた。

 リョウスケとハルナのデートは、基本的にいつも割り勘。ハルナは割り勘自体に不満を感じているわけではない。しかし、ハルナの誕生日にリョウスケがホテルを予約してくれた際も、いつものデートと同じように割り勘だったそうだ。ハルナはリョウスケに「キュン要素がない」と告げており、自分の中で恋愛感情が動くには「男としての魅力」が必要だと主張。視聴者からも「ハルナの言ってることわかるで、、私もそれに近い。男としてのプライドは持って欲しい」と共感する声が上がっていた。さらに「ハルナみたいに自立して常に上を目指してるタイプは、相手にもそうあってほしいと思ってしまう」と指摘する意見も。現在、頭が仕事モードになっているというハルナ。片方の恋愛感情が冷めつつある中で、タイプの異なる2人がどう関係修復を試みるのか注目だ。

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 なお、第3話でハルナが明かした強気な恋愛観にも、共感の声が集まっている。「私たぶん、恋愛をすごいフラットに考えていて。もしその人が他の人に魅力感じて行っちゃうんだったら、私に魅力が足りなかったんやろうから、取り返したいなら頑張るし、私を失ってもいいんやったら『どうぞいってらっしゃい』って感じかも」。このハルナの発言に対し、「これぐらい自信と余裕のあるスタンスでいた方が、男性が離れていかないのでは」との意見が上がると、「めちゃくちゃわかります。余裕ある方が浮気しないと思います」などと、共感する声が続出。その一方で「ハルナさんって普段生活してる分には気遣い上手で話の引き出しも多い感じで人間関係築くのすごく上手そう。女からすれば格好良いんだけど、恋人への譲歩が難しいのかも」と、ハルナのコミュニケーション力を高く評価しつつも、ロイの立場を考慮し、恋愛面での頑固さを指摘する意見も見受けられた。

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■結婚のタイミングに大きなズレ “婚期すれ違いカップル”ユウスケ&マキコ

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 ユウスケ(32歳/物販ビジネス会社経営)とマキコ(35歳/インフルエンサー)は、共に離婚経験を持つバツイチカップル。2人とも30代のカップルということもあり、視聴者からは「ユウスケさんとマキコさんカップルはやっぱり大人だし会話からお互いを尊重しあってるのが伝わってくる」との声も上がっている。そんな2人が抱えているのは、結婚のタイミングという、多くのカップルが通る悩み。現在35歳のマキコは、早めの結婚を望んでいる。しかし、一方のユウスケは結婚に対してどこか煮え切らない態度。2人の未来は、ユウスケが結婚に前向きになるかどうかにかかっている。

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 “復縁デート”では、2人の本音が初めて語られた。ユウスケは、他のカップルと自分たちを比べ、「ドキドキが足りない」ことに気づいたと告白。マキコにとってユウスケは、結婚相手に求める条件がそろっている男性なのだという。ユウスケも少なからず、マキコの仕事やライフスタイルといった面に、魅力を感じている部分があるようだ。前回の結婚は「好きで結婚したから失敗した」というマキコ。しかし、前回の失敗を踏まえ選んだ相手だったとしても、ときめきが不足している関係性は、心が満たされにくくなってしまうのも事実。マキコが「本当に1番の理想を言うと、愛情ある方が良いよね」と語ると、ユウスケも同調した。ただその一方で、マキコは恋愛感情の「好き」ではなく、人としての「好き」でも良いのではないか、との考えも明かしていた。このマキコの発言に対し、視聴者から「ユウスケとマキコさんの復縁デートで首がもげるほど頷いてしまう。必ずしも恋愛的な好きじゃなくても結婚はしていいと思うんだよ…ただ生計を共にして一緒に暮らしたいとか、尊敬できるとか、性別関係なく人として好きとか、そういうので良くない?愛でするもんでしょ」と共感する声が上がっている。一方で「結婚を迫られた時に、男性がもっと良い人がいるかも、今じゃ無いかもって思う気持ちはわかる。自分が『選べ得る中』で今の恋人が最上なんだと知る機会ってそうそう無いのよね」と、ユウスケの気持ちがわかるという声もあった。

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 また、今回の“復縁デート”では、マキコが「もうちょっと素直になるね」と涙を見せる場面もあり、「マキコさんがもう少し素直になるねって泣いたのホッとしてこっちも泣きそうになった。女が歳を重ねるとどうしても臆病になって、鎧が分厚くなってっちゃうの凄くわかるから」というコメントも寄せられていた。ようやく胸の内を明かし合った、ユウスケとマキコ。この後2人は、共同生活を途中でリタイアするという、驚きの決断を下す。果たして選んだ道は、復縁か、それとも破局か…。その真相は第5話で明らかになる。

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■愛情が減っていく彼氏と常に愛情が欲しい彼女 “歳の差レスカップル”カーロ&イオナ

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 カーロ(35歳/会社経営・BAR経営)とイオナ(24歳/サプリ開発)の交際歴は1年6か月。この2人も、多くのカップルが直面しがちな悩みを抱えている。「私への扱いが雑になってきた」と不満を抱いているイオナ。当初はカーロの方から積極的にアタックしてきたそうだが、次第に彼の態度に変化を感じるようになったという。共同生活3日目に、カーロ、イオナ、ユウスケ、マキコの4人で飲み会をした際には、イオナがカーロに「扱いが雑」と直接不満をぶつけ、ちょっとした言い合いになる場面もあった。初めは男性の方が女性に夢中で猛アプローチするものの、交際がスタートすると男性は熱が冷めていき、逆に女性は愛情が高まっていく分、寂しさを覚えるというのはよくある話。SNSでは「付き合う時に男からの猛アプローチで付き合ったカップルが、徐々に好きのグラフが反転する現象どうにかならないのかな」という声も見られ、共感を覚えた視聴者も少なくないようだ。

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 また、男性と女性では脳のつくりに違いがあるという話もよく聞くが、カーロとイオナの“復縁デート”では、これを象徴するような会話があった。イオナはカーロに、“スイッチデート”で他の女性3人とデートして「どうだった?」と尋ねた。するとカーロは、それぞれの女性メンバーに対し抱いた印象を語り、「全員イオナちゃんと違うタイプだったから、女性として魅力的だな、新鮮だなと感じた」と率直な感想を口にした。だが、イオナは「その人たちと私を比べて、私がどうだったかを知りたいの」「今聞いていて悲しかった。1人1人の特徴とかイオナからするとどうでもいい」としょんぼり。そして「イオナが今言って欲しかったのは、ハルナちゃんはアクティブだけど、イオナはアクティブじゃない。でも俺はどっちかっていうとアクティブじゃない方だから、イオナちゃんと過ごしている時の方が楽だなとか」と求めていた答えを明かした。イオナの質問に対するカーロの答えが、決して間違っていたわけではない。さらにカーロは、1度しかデートしていない相手と、イオナを比べることはできないとも話しており、しっかり考えがあった上での返答だったようだ。しかしイオナとしては、質問の裏にあった真意を察してほしかったのだろう。

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 この2人の会話に対し、視聴者からは「女は『この言葉だけで分かってよ!』って思いで話してしまいがちだし、男は文字通り表面の言葉だけ受け取りがちだから真意が伝わらなかった時の女性側のダメージが大きくなってついついイラついちゃう」「カーロとイオナちゃんの会話がまさに男性脳と女性脳の違いを見せつけられた気がする、どっちが悪いとかは無く」といった意見が上がっていた。なお、カーロの答えに不満をにじませていたイオナだったが、この後カーロが「イオナちゃんの悩みや話を聞く時間はちゃんと作ろうかな」と歩み寄る姿勢を見せたことで、機嫌が回復。嬉しそうな笑顔を見せていた。明るい兆しも見えた今回の“復縁デート”。果たして2人は、関係を修復することができるのだろうか?

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■彼の女性問題が原因?常にケンカが絶えない“腐れ縁カップル”ユウタ&サヤカ

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 ユウタ(23歳/不動産営業)とサヤカ(23歳/アルバイト)の交際歴は、参加カップルの中で最長となる2年11か月。しかし、ここ1年はケンカが絶えなかったという。ユウタがYouTubeで活動を始めたことを機に、女性との関わりが増え、サヤカが疑念を抱くようになったことがケンカの主な原因だ。しかし、“復縁デート”での会話を聞いていると、YouTubeはきっかけに過ぎず、2人の仲が悪化してしまった背景には、価値観の違いがあるように思われた。“復縁デート”の中でユウタは、他の女性にメニュー表を開き「何がいい?」と聞いただけで、サヤカが怒ったというエピソードを語った。ユウタにとってこれは、男女問わず誰にでも行っている「親切」だという。しかし、「好きな人の特別でありたい」という想いが強いサヤカは、彼女であれば「一番に気を使ってほしい」と主張。ユウタは共同生活中も他の女性との距離感が近く、ボディタッチを行う場面も。こういったユウタの行動も、サヤカを苦しめ、「特別でありたい」という想いをさらに加速させる要因となっている様子だった。

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 視聴者からは「自分と歳が近いからっていうのもあるかもしれないけど、サヤカの言う事凄いわかる。特別が欲しいってほんとにその通りだよね」「好きな人の特別でありたいって本当にそうなのよ。女は特別が欲しいの。特にこの年代は余計だと思う」といった声が寄せられており、共感する女性も多いようだ。また、「これは本当に主観だけど、『気配り』と『特別』は違う気がする。誰にでも優しいじゃ自分の特別感は感じられないし、だったら友達同士でも同じなんじゃないの?って思っちゃう」と、ユウタの主張に異議を唱える意見もあった。結局2人の話し合いは、過去の揉め事が次々と蒸し返されたこともあり、口論に発展。険悪なムードの中、デートは幕を閉じた。

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 その後のインタビューでサヤカは、目に涙を浮かべながら「この企画に出ていろんな人の話を聞いて、自分が大きくなれば、ユウタの夢も応援できるし、自分も生きやすくなると思った」と話し、共同生活に参加することで自分を変えたいと考えていたことを告白。しかし、実際はユウタが他の女性と親しくする場面を目の当たりにし、さらに心を痛める結果となっていた。サヤカは「でもユウタといると気にしてしまう自分がいて。好きだから」と複雑な胸中を吐露した。一方のユウタは「自分を受け入れて、やりたいことを応援してくれるのであれば、僕もサヤカに対して不満はないし、僕も尽くしたいなと思います」と今後望む関係性を語り、「好きっていう気持ちが無くなったわけじゃない」とサヤカへの愛情を明言した。しかしなかには、このユウタのコメントに違和感を覚えた視聴者も。「彼女はお母さんじゃないんだから、無条件に応援なんてしてくれないし愛してくれないので歩み寄らんと…」と指摘する声も見受けられた。違う環境で育ってきた男女が一緒に過ごす中で、価値観の違いという問題は、多かれ少なかれ生じるもの。円満に関係を続けていくためには、お互いの考えを理解する努力をし、妥協点を見つけることが重要になってくると思われる。ユウタもサヤカも「好き」という言葉を口にしており、相手への気持ちが無いわけではない。そんな2人がここからどう向き合っていくのか、今後の展開が気になるところだ。

■カップルのリアルな姿が最大の見どころ

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 カップルの悩みに共感したり、考察したりと、SNSを中心に多くの反響が寄せられている本番組。その魅力はやはり、リアルな大人の恋愛が見られるという点に尽きる。キュンキュン、ドキドキする恋愛リアリティーショーとは一線を画す、時に苦しさも伴うリアルな恋愛事情。真剣に悩み抜く出演メンバーの心情に、思わず「わかる」と頷き、SNSに感想を投稿したくなる視聴者が多いのだろう。また、4組のカップルが集まっていることによる面白さもある。他のカップルと自分たちを比べて問題点に気づいたり、これまで知らなかったパートナーの一面を知るきっかけになったりと、各々が考えを深める上で重要な要素になっているのだ。

 第5話以降、途中リタイアしたユウスケ&マキコ以外のカップル3組は、共同生活の舞台を沖縄県宮古島へ移し、残された時間の中で答えを探っていく。決断の時が刻一刻と迫るなか、カップルたちはそれぞれが抱える問題に、どう決着をつけるのか。ますます目が離せそうにない。『隣の恋は青く見える』第5話は、6月6日(日)よる10時~放送。

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