「ナスD大冒険TV」で配信中の「1人ぼっちの無人島0円生活~巨大鮫が眠る島 編~」で、ナスDがリスペクトしているという、銀座の名店「すきやばし次郎」に関するエピソードについて話す場面があった。
ネパール奥ドルポで幾多の峠を越え、ついに辿り着いたヒマラヤ最奥の集落・ティンギュー。数日間にわたる取材を終え、ナスDが帰国すると、今度は無人島へと直行し“1人ぼっちの無人島0円生活”ロケを敢行。バイきんぐ(小峠英二、西村瑞樹)の2人がこのロケの様子を見守る。
無人島生活でサメ釣りを開始してから3日目、ついに“海の殺し屋”の異名を持つサメの捕獲に成功。そして獲ったサメ1匹を、ナスDは合計8日間かけて食べ切った。
ついに無人島生活も終わりを迎えると思いきや、ナスDの“悪い癖”がまたもや発動。サメの皮を使った、ワサビおろしを作成し、3種の高級ワサビも用意していたのだが、肝心の食材がない。そこで海に潜り、魚を捕獲。手際良く、捌き大量の握り寿司を作っていった。
その作業の中でナスDは、東京・銀座「すきやばし次郎」の鮨職人・小野二郎氏へのリスペクトを明かした。まず、「『すきやばし次郎』のDVDを見て、スゴイ感銘を受けました。あのお父さん(二郎氏)と息子さん(小野禎一氏)の関係性は良いなと思っちゃいますね。卵焼きを焼くまで、10年掛かったっていう話があるんですけど、それだけ長い期間、一生懸命になれるってスゴい良い事ですよね。10年間、必死に何かに向き合える人ってどのくらいいるのかっていう。素晴らしいですよ、それでミシュラン三つ星獲得するっていうね」と語った。
それから「本気で尊敬しています。『すきやばし次郎』の二郎さんは、お客さんが来たら、お客さんの前にちゃんと立つんですけど、その時に一口目の姿を必ず見てるんですよ。お客さんが左利きか、右利きかを見てて、左利きだったら食べやすいように、右手で出す。右利きだったら、左手で出すって決めているんです。一口目を見て、その人に合わせた寿司の出し方・作り方をするんです」と話した。
さらにはこんな話も。「『すきやばし次郎』を食べて、ミシュランの人が“シンプルにしてここまで奥深い”と大絶賛したんです。素人が握る寿司とプロが握る寿司って全然違うんですよね。寿司は奥深い、それでいて、芸術的で、繊細で、そして大胆。発想が自由で、常に攻めていて、シンプルの中に全ての技術が詰まっている。それが寿司なんです」と熱く語った。
そして最後に「DVDでは二郎さんがフィーチャーされているんです。息子さんがずっとお父さんの弟子みたいな感じでずっと店にいるんですけど、たまにお父さんが体調悪かったり、お休みの時に、板前をやるんですよ。その時、お客さんに対し『すみません、今日は親父が休みなんで握らせてもらいます』と、言うらしいんです」
「ただ、ミシュランの三つ星を初めて獲った時、ミシュランの覆面調査員が店に来た際に、厨房に立っていたのが息子さんだそうなんです。10年間、卵焼きを焼き続けていた、息子さんが三つ星を獲ったんです。これはあんまり知られてない、事実なんですよね」と明かした。
(ABEMA「ナスD大冒険TV」より)