先月25日午前3時、江東区にある激安&デカ盛りで人気の弁当店「キッチンDIVE」にひと目で見てそれとわかる“あごマスク”姿のとんでもない客が来店した。
あごマスク2人組はお惣菜を購入すると「チンしろ」と温めを要求。しかし同店では今、新型コロナ感染拡大の影響もあり電子レンジの使用を休止中。そのことに激高した2人組は「なんやコラ、ガキ」「やばいなー お前」と店員に凄むと、マスク着用をお願いした店員に対して「エライやつ呼べ」さらには「お前の年収 1カ月で儲けているからな クズ」など、恫喝をエスカレートさせた。
しかし同店、店舗の混雑状況をリアルタイムで伝えるために店内の様子を24時間YouTubeで生配信しており、このやりとりをおよそ100人が視聴。かえって2人組の男たちは批判を浴びる結果に。後日、そのうちの1人がスーツ姿に口マスクで菓子折りを持って謝罪に出向く事態となった。
「許していただけますか?」
そのように謝罪を受けたという「キッチンDIVE」伊藤慶代表だが「到底私には許す気はない」と怒りは収まっていない。
一連の騒動を受けて「許して欲しいときに『許してください』という言葉を使ってはダメ」と話したのは、お笑いジャーナリストのたかまつなな。するとモデルでタレントのゆきぽよも「謝罪するときに、知らないで菓子折りを持って行かない人たちもいる。持って行かない人たちと比べたらまだマシかなと思ったが、ライブ映像を見たら話しが違う。やり過ぎだし、ライブ配信されてるの超恥ずかしい。めっちゃダサい。『お前の年収、1カ月で稼いでるからな』って恥ずかしい」と話し、表情を曇らせた。
この話を受けてお笑いタレントの千原ジュニアが「年収、知りたいなぁ」と漏らすと、元週刊SPA!副編集長の田辺健二氏は「キッチンDIVE」のスゴさについてまとめたうえで「店長はタワマン最上階に住む成功者です。店長の方が絶対に儲けてます。下品としか言いようがない」と皮肉交じりに切り返すと「自慢の高収入で店の弁当を買い占めるぐらいの謝罪力を。これぐらいインスタ映えする謝罪を見せたら、もしかしたら、成功者の店長も許してくれたのかもしれない」と私見を述べた。
「流れている(配信されている)ことを分かったうえで謝罪に来ているということ」
千原ジュニアが合点したように話したが、元埼玉県警刑事の佐々木成三氏は「誰のための謝罪なのか。被害者のために謝罪しているのであれば、こういった報道をされる前に謝罪すべき。報道があって謝罪に行ったというのは、自分が警察に捕まりたくないからだけ。被害者を思っての謝罪ではない」と苦言を呈した。(ABEMA的ニュースショー)
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