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 DOBERMAN INFINITYによる通算11枚目のシングル『konomama』が6月9日(水)にリリースされた。タイトル曲は、現在好評放送中の白濱亜嵐主演・土曜ナイトドラマ『泣くな研修医』(テレビ朝日系)の主題歌として起用され、ストーリーに呼応するような、温かい応援歌として胸に響く。

▶動画:DOBERMAN INFINITYの舞台裏に潜入『LIVE × ONLINE IMAGINATION』

 ABEMA TIMESでは、本作のリリースを記念して、DOBERMAN INFINITYメンバーのKUBO-C、GS、P-CHO、SWAY、KAZUKIにインタビューを実施。新曲制作に込めた思いのほか、2021年も折り返し地点となった今日この頃、全員に「2021年中にやり残して、やりたいこと」を語ってもらった。個性爆発のご回答、お見逃しなく。

全員で何回も練り直した『konomama』の制作背景「歌う人や、順番を変えたりもして…」

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――前作『6 -Six-』から約半年がたち、『konomama』リリースとなりました。楽曲制作に際して、『6 -Six-』からの変化はありましたか?

SWAY: 『6 -Six-』と『konomama』は、割と同じようなスタイルで作りました。最初はリモートで進めて、サビ部分までできあがってから、バースのところでちょいちょいみんなで会えるようになった感じで。その後は、僕らの宝にしているホワイトボード…。

KUBO-C: ホワイトボードくんがね、役に立つ!あれがあると決まってくからね。

SWAY: 僕らは、基本グループLINEに、リリックが出た人から投稿していくんです。「ホワイトボードに書かれる」までいくと、ほぼ決定するということだから、僕らの中では光栄なことなんですよ。

――ホワイトボードに残った渾身の歌詞の中でも、ご自身にとって一番のお気に入りフレーズは何でしたか?

KAZUKI: 僕は、この曲を通してブリッジの部分、「まだクライマックなんかじゃない」というところが、すごく好きですね。そこが一番ぐっとくるポイントだと、自分は思ってます。

GS: 一番気に入っているのは、「このまま主役が報われずにこのまま物語が終わるかな」というワードかな。…なんですけど、一番最初にSWAYが歌ってる「それでも越えてきた全力で」というワードも好きなんですよね!「見えない未来に向かってエンドレス」~「それでも越えてきた全力で」の流れが、ちょっとぐっとくるというか。「辛い、辛いと言いながらも、それでも頑張ってきたんだ」、「私の気持ちを代弁してくれてる」と聴いている人に思ってもらえたら、すごく嬉しいですね。

SWAY: GSさんの言ったところって、みんなで本当に何度も、何度も練り直してできあがったんですよね。僕がホワイトボードに残って嬉しかった部分で言うと、P-CHOさんが担当している、「そりゃ誰だって同じだって」「ヘコみたくてヘコんでない」から、「丸くなれ転がってく世間は斜面」までのくだり。ドーベル的こだわりで言うと、「世間は斜面」なのか「世間の斜面」なのかをすごく細かく考えて、どっちも録って聴いたりしました。

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――“は”か“の”か、ニュアンスの違いを徹底的にこだわられた、と。

SWAY: はい。「どう聴こえるかな!?」みたいな。特に『konomama』に関しては、本当に、その接続の一文字だけのこだわりも、めっちゃありました。

――録って決める以外に、ほかに選択の基準はあるんですか?

SWAY: 歌う人や、順番を変えたりとかもします。声の混ざり具合とか、どういうバランスが一番聴きやすいかとか、そういうのもあるんですよ。この曲に関しては、とことんいろいろやりましたね。…今、思い出しても疲れたなぁ(笑)。

KUBO-C: 俺は…ホワイトボード、何が残ってたかな?「パレード」…は結局不採用か。

KAZUKI: あ、「壁」は残ってましたよね!?

P-CHO: 本気じゃないと、壁は誰にでも立ちはだかるものじゃない、というところね。

KUBO-C: そう!本気だからこそ、その壁が生まれるってとこやね。本気じゃないやつに壁はないから。

KAZUKI: 私生活で、よく言ってますよね。進んでないと、壁にぶち当たんないですから。

SWAY: そうそうそう。真剣に進んでいるからこそ、ぶち当たる。

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――P-CHOさんは、いかがですか?

P-CHO: 僕もSWAYが歌ってる部分、「昨日も今日と同じ線の上」のところが好きなんです。頭の方とケツの方で同じ歌詞やのに、聴こえ方が全く変わっていて。平行線やけど「まだ大丈夫や、絶対先は明るい」みたいな感じに、後半は聴こえてくるので。

GS: あれ、もともと後半に入れる予定なかったんですよね。

KUBO-C: そう、SWAYが入れたい、って言った。

SWAY: はい、言いました。

P-CHO: そうなんですよ。KAZUKIのコーラスもめっちゃ効いてると思いますけど。後半はそうやってポジティブに聴こえる効果があるから、すごく好きですね。

――5人の歌声がとろけ合うような感じですし、KAZUKIさんの歌声はヒーリング効果もありますよね。癒されます。

KAZUKI: マジっすか!!うれしいです!

KUBO-C: ええっ……マジっすかぁ?

全員: (笑)。

2021年のうちに、やっておきたいことは?KAZUKIの願望にメンバー騒然

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――ところで、2021年も残り半年となりましたが、皆さまがやり残していること、これからやろうとしていることなどありましたら、ぜひ教えてください。

SWAY: もう半分ですか!

KUBO-C: 早いな~。

P-CHO: えー、そうですね。今年はツアーを無事にスタートできたので、とにかくまわって完走を狙っています。あとは、意味のあるシングルを立て続けに出さしてもらっているので、ツアーと並行して、アルバムにも着手したいです。今年中に形になれば嬉しいですね。

GS: 僕も2021年は、不完全燃焼で終わりたくないです。2020年は、年をまたいだ感じも、やり切った感じも、全くなかったんですよ。これまでは毎年僕ら、ツアーをやらせてもらったり、何やかんや忙しい毎日があったからこそ、年末年始は思いっきり「1回空気抜こう」みたいな気持ちになれたんですけど、今年の年始は全くなかった(苦笑)。なので、今年の目標は、「2021年良かった!楽しかった!やりきった!」と思えるようにしたいです。それがもちろんツアーの完走でもありますし、来年に向けての仕掛けをしっかり作って、達成感を持って2022年を迎えたい気持ちです。

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SWAY: 僕は~……海外旅行に…。

P-CHO: ああ、行きたい!!

――一番最初に行きたい国はどこですか?

SWAY: 一番最初は…。

KUBO-C: アメリカでしょ。

SWAY: アメリカっすかね?何だかんだ、こんなことを言いながらも行きたい国、特にないっすね(笑)。あります?

P-CHO: ハワイ、行きたいなー。

KAZUKI: ハワイ、いいっすね!

SWAY: ハワイ未経験なんですよね。

GS: 「どっか行く」という行為が、そもそも、もうないからね。どこかに旅行に行くっていうだけで、どこ行っても楽しいかもね。

SWAY: そうですね。(KUBO-Cに)どうですか?やり残したこと。

KUBO-C: 俺は地元に帰りたい。何だかんだ帰ってないから。

SWAY: そうやって話し出すと、どんどん「あ、確かに、俺もだ」ってなりますね。

KUBO-C: そうそう。俺もSWAYの旅行から思いついたぐらいやけど。マジ地元の友達と会ってないし、ちょっとそっちで充電したいっすね。帰りたいなぁ。

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――KAZUKIさんは、いかがですか?

KAZUKI: 引っ越ししたいです。今年中にしないと、更新が終わっちゃうから…。

GS: すごい個人的(笑)。なんだかんだ言って、KAZUKI、年がら年中「引っ越し」「引っ越し」言ってない?

KAZUKI: 本当に、物件がなくて!

――KAZUKIさんにとって、お住まいの第一条件は何ですか?

KAZUKI: 鳩が来ないこと。

全員: (笑)。

KAZUKI: もう本当に!鳩がやばい!!むしろ鳩がいなかったら全然大丈夫と思えるぐらい、鳩やばいっすね。うちのベランダに住みついているから…。

GS: 本当は条件、一番最上階にこだわってましたよ。ただ、今回ある高層マンションに内見に行ったら、銃弾みたいな跡があったんやな(笑)?

SWAY: え、どういうこと!?

KAZUKI: 最上階なのに、えらい安いところがあって、内見に行ったんです。案内してくれた人が、「まだ掃除してないんですよ、気にしないで下さい」とか言われたんですけど、ガラス張りの部屋のガラスに、銃弾みたいな跡があって…そっちのほうが、やばくて!

GS: それから、KAZUKIは「高層マンション」と言わんようになりました。

KAZUKI: いくら「ガラス張り替えましたよ」とか言われてもさ…。

ファンへの温かいメッセージ「一緒に成長して、一緒に年を取る関係値を築けたら」

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――最後に、現在ツアー中で久々にファンの方々にお会いしている皆さまの思いなど、一言ずつ残していただければと思います。

KUBO-C: ライブで皆さんに会えるの、ほんとに嬉しいです。去年は会えなかったですし、改めて、みんながいるところでライブすることのありがたさと、楽しさを実感しています。まだ残りのライブもあるんで、ぜひ遊びに来ていただきたいです。

P-CHO: 1公演、1公演やって思うのが、みんなが来てくれることで、自分たちが生で音楽を届けられる場所があるんだなって。ツアーのタイトル『HERE』の通り、「ここが居場所」と、ひしひしと感じます。皆さんが集まってくださって、自分たちも成り立っていることに感謝して、ツアーをやっています。

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KAZUKI: 今3公演やって(※取材日時点)、これはこれで本当にほかにはない、もう二度とないかもしれない、独特ないい感動もあるライブだと思っています。体調に気を付けて会場に来ていただけさえすれば、僕らが思いっきりパワーを与えられるような音楽を届けられる自信はあります。思いっきり楽しめれば、と思っております。

GS: コロナによって、この1年半、皆さんと離れていたにも関わらず、また自分たちの音楽のもとに集まってくれているという関係値を、これからももっともっと深めていきたいです。当たり前ではない音楽を作り、ライブをやれるということを、これからの自分たちの音楽人生の糧にしていこうと思っています。本当に、これからも僕たちと一緒に成長していったり、一緒に年を取っていくといういい関係値が、皆さんと築けたらと思いました。

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SWAY: なかなか上手くいかない状況が、みんな同じように続いていますよね。調子が悪いときとか、凹んだり、くらっている時期って、僕らも今まで何回もあったわけで。でも、その後にきた最高の瞬間や、ライブでみんなが盛り上がれている瞬間に、ほんとに凹んでいた時期のことを思い返すと、「あのときは、今にとっては必要なピースだったんだな」と思えるようなこともありました。今がベストじゃない状況でも、また何年かたったら「あれはあれで楽しかった」とか「あのときがあったから今があるよね」と笑えるような瞬間になればいいなと思っています。『konomama』の状況が、まさにリンクしていると思うので、上手くいかない状況にいる皆さんに、「もうちょっと頑張ってみよう」とか「もうちょっとだけ踏ん張って頑張ってみようかな」と思ってもらえたらと、心から思います。心から…、ハートから…鳩(ハト)なだけにね!!

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DOBERMAN INFINITY「konomama」MV

11th Single「konomama」

XNLD-10097 ¥1,100 (tax in)

1.konomama  ※テレビ朝日系土曜ナイトドラマ「泣くな研修医」主題歌

2.Who the KING?

取材・文:赤山恭子

写真:You Ishii

主題歌を担当『泣くな研修医』最新話まで配信中
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DOBERMAN INFINITY 舞台裏
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DOBERMAN INFINITY 一致団結ゲーム
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『泣くな研修医』DOBERMAN INFINITY主題歌を主演・白濱亜嵐が絶賛「自分が人生の主役だと思わせてくれる」 【ABEMA TIMES】
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