女優の柴咲コウが10日、都内で行われたディズニー映画『クルエラ』の公開記念舞台挨拶に塩田朋子と出席した。
クルエラの日本語吹き替え版声優を務めた柴咲は「自分が関わっている作品を観るときは粗探しばかりをしてしまいがちですが、今回は最終的に客観的な目で観ることができました。声としては自分の中でも合格点だったのかな?と思います」と実写吹き替え初挑戦に納得の表情。知人からの評価も上々で「私の生き方や生き様がクルエラとリンクするという感想もあって、嬉しかったです」と喜んだ。
名作アニメーション『101匹わんちゃん』に登場する悪役であり、白黒ファッションでも有名なクルエラ(エマ・ストーン)の誕生秘話をパンクロック・エンターテイメントとして描く。
映画の内容にちなんで「もし厳しい師匠がいたら?」との問いには「私は師弟関係を結んだことはありませんが、もし師匠が厳しかったら…飛び出してどこかに行ってしまうかも」と逃走宣言。それでも「お芝居もそうですが、師匠は教師のように時には反面教師のようになってくれるので、色々と盗めると思う。誰かのマネをしたり、誰かの作品に影響を受けるのは大切なこと。習える人が近くにいるのは羨ましいですね」と師弟関係に憧れを抱いていた。
本作に関しては、ファッションセンスに影響を受けた。柴咲は「劇中でのファッショナブルさにはかなり触発されました。最近は家にいる時間が長くなっている時期なので、気軽にとか楽ができるようにとかを選びがち。作品を通してファッションには自分を鼓舞して勇気をくれる力があると再認識しました」と実感。この日の自身のファッションについては「今回は白!と思って爽やかに。最近は雨が降ったり湿気が多いことも増えたので、さっぱりした雰囲気にしたかった」とテーマを解説していた。
取材・文・写真:石井隼人