愛波(莉子)と圭吾(神尾楓珠)の見事なるLOVEゴールインで最終回を迎えた、ABEMAオリジナルの連続ドラマ『ブラックシンデレラ』。ド平凡女子高生が顔に一生消えない傷を負ったことから、ルッキズム(外見至上主義)にNO!を突きつけるストーリーは、美醜に関するシリアスなテーマにまで言及。典型的胸キュンものとは一線を画する、深みある展開がSNSで話題となっていた。その反響に応えるべく、愛波たちのその後を描く “卒業編 Part1”が、最終回放送後より「ABEMAプレミアム」にて配信される。卒業式を1週間後に控えた清蘭学園を舞台に、進路への悩みと愛する人との哀しきすれ違いを前編・後編で描き出す。愛波たちは思春期ならではの葛藤や壁を、果たしてどのように乗り越えていくのか?

『ブラックシンデレラ』次なる舞台は卒業直前の清蘭学園多忙を極める圭吾と将来に迷う愛波がすれ違い?
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 ミスコンから、そして圭吾とのファーストキスから1年。愛波たちは1週間後に控える卒業式を心待ちにしていた。中でも乗り気なのは圭吾。それは「卒業式は俺、相当気合入っているから!最強の卒業式にするから覚悟しとけよ」とクラスメイトたちに宣言するほど。なぜならば卒業式の日が誕生日でもあるという、圭吾にとってのWアニバーサリーに当たるからだ。一方、恋人の愛波もその日を楽しみにしていた。圭吾の卒業式と誕生日をサプライズで祝うために、早い段階からローストビーフ作りに励んでいたのだ。高校生活最後の最大の思い出にすると意気込んで。

 しかし圭吾は人気俳優として頭角を現し、多忙の日々。愛波ともすれ違いが続いていた。同時に愛波は将来に対する漠然とした不安も抱いている。大学進学は決まったものの、自分が一体何をしたいのか進路を決めかねていた。周囲を見渡すと、みんなが輝いて見える。親友のひまりはヘアメイクの学校に。百合(愛花)はカスミコスメの化粧品の品質をUPさせるべく薬学部に。地味女子だったは教師になるべく教育学部に。しかし愛波は「まだやりたいこととかフワッとしている」と五里霧中で「自分の将来に向かって頑張っていたりするの、ほんと尊敬」と周りと自分の状況を比べてネガティブマインドに先祖返り気味だ。

 圭吾と満足に会えない寂しさに加えて、将来の目標を掴みかねている愛波。元気のないことは一目瞭然で、空(板垣瑞生)から心配されてしまう一幕も。その場では気丈に振る舞う愛波だったが、マイナスはマイナスを呼び込む。仕事の関係で圭吾の卒業式不参加が決まってしまう。圭吾は「俺は大丈夫だって!日本全国見惚れさす演技して来るから!」となんとかポジティブをキープするものの、愛波はついにこらえきれずに号泣してしまう。

 欠席を謝罪する圭吾に、愛波は「謝ることじゃないって!だってすごいことだよ!どんどん人気が出てお仕事増えてさ!むしろいつもみたいに『俺最強!』って言うところだよ!辛いのは圭吾なのに、『とにかく一緒に卒業するんだ!』とか、卒業式と圭吾の誕生日が同じ日だからって『絶対に忘れない、素敵な一日にしたい!』とか思ってたからさ。一人で落ち込んじゃって、ごめん」と気持ちを持ち直そうとするも、その言葉からは本音がチラホラと零れ落ちてしまう。

『ブラックシンデレラ』次なる舞台は卒業直前の清蘭学園多忙を極める圭吾と将来に迷う愛波がすれ違い?
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 そして迎えた圭吾不在の卒業式。無事に式も終わっての下校タイム。良かれと思った百合の一言で圭吾不在を強烈に意識し、深く傷つく愛波だったが、彼氏の滝川を先に帰した親友・ひまりの「高校最後の日だもん、愛波と一緒に帰りたい!」との優しさに救われた気分。そんな刹那、なんとドラマ撮影中の圭吾から愛波に電話が入る。「俺のおかげで撮影3時間まいたんだけど、俺のシーン全部、全カット一発OK、NGなし!なぁ凄くね?やばくね?」との仕事終了自画自賛報告だ。すると愛波は咄嗟にこう言う。「今すぐに学校に来て!教室!」と。高校生活最後の日。圭吾を巻き込んだ愛波の企てとは一体?“卒業編”の後半戦にも期待したい。

 【卒業編予告】それぞれの恋と、それぞれの進路
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 【プレミアム限定 卒業編】#1 恋と夢が揺れる、高校最後の日。
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