手軽な移動手段として利用者が増える一方、トラブルも増加している電動キックボード。逆走、信号無視にとどまらず、接触事故後の逃走など、悪質事例が問題となっていることを受け、交通事故防止の専門家が「法律を軽視してしまっている」と利用者の意識の低さに警鐘を鳴らした。
大阪市内では電動キックボードで歩行者の女性(48)をはねて逃走した30歳の住所不定・無職の男が逮捕される事件が発生。男には自動車運転死傷処罰法違反と道路交通法違反(ひき逃げ)の罪で罰金50万円の略式命令が下されている。
現在、警察庁有識者検討会の中間報告では「時速15キロまでの車体であれば路側帯や自転車専用レーンを走行可能、免許は不要、ヘルメット着用は任意」などといった案が検討されているが、実現には至っていない。
逆走や信号無視など、電動キックボードを巡る問題について交通事故防止の専門家である上西一美氏は「信号無視はそのまま信号無視で違反。逆走は通行区分違反という違反になる」と述べると「自転車と同じ感覚で気軽に乗れてしまうので、法律を軽視してしまっている方が多いのではないか」と警鐘を鳴らした。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側