現在放送中の「ABEMA」オリジナル恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい~KISS or kiss~』(以下、ドラ恋)がいよいよ後半に突入する。8人の若手俳優が、毎回キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、本当の恋をしていく様を追いかける同番組。メンバーたちが真剣に芝居に打ち込む姿、恋愛に涙する姿など、リアルな模様が毎シーズン視聴者の心を虜にしている。今回もまた、ドラマ第1話から最年少メンバーと演技経験0年のペアがオーディションに合格したり、男子メンバーの指名が1人の女子に集中したりと、波乱だらけの展開が巻き起こっている。これから恋の矢印はどこに向かっていくのか、後半戦に向けてメンバーに前半戦の感想や後半戦への意気込みを聞いた。今回はメンバーで女優の飯野雅(以下、みやび)に『ドラ恋』の思い出を語ってもらった。
【動画】『恋愛ドラマな恋がしたい~KISS or kiss~』
――本日はよろしくお願いいたします。みやびさんは元AKB48で恋愛禁止の期間が長かったため、同世代の男子との接し方を心配されていました。実際に現場に入ったときはいかがでしたか。
みやび: 初日、ケイスケ(木田佳介)が金髪だったのには驚きました。のちのち、『ドラ恋』のために染めたという話を聞いて気合が入っているなーと感心しました(笑)。ケイスケは今回最年長で頼れる人。やす(藤林泰也)とあつき(樫尾篤紀)は周囲を盛り上げてくれていて、最初お笑い芸人さんかと思っていました。わく(京典和玖)は最年少で最初は緊張していたように見えましたが、すぐに馴染みました。みんながいい人で、心配はすぐに吹っ飛んで最初から楽しい空間でした。
――やす君とあつき君をお笑い芸人だと思ったのは意外です(笑)。女子メンバーとの関係性はいかがでしたか。
みやび:とても仲良くなっちゃいました。サークルってあんな感じなのかな? 嫌なことはちゃんと言う。褒めるところは褒める。本当に一緒にいるのが楽しかったです。
――とくに楽しかったのはどんなときですか。
みやび:お風呂の時間が最高に楽しかったです。 初日はののか(久保乃々花)と入って、2日目からはりおん(谷本琳音)と入りました。りおんが同棲ハウスに行っちゃった日はアユリ(吉永アユリ)と入りました。全員コンプリートしました(笑)。
――裸の付き合い、めちゃめちゃ楽しそうですね! お風呂ではどんなお話をしていましたか。
みやび: やっぱりお芝居の話が多かったかな。あとはAKB48ってどうだったの? とよく聞かれました。「本当に仲いいの?」とか(笑)。本当に仲いいよ。今のメンバーと同じように仲いいよって教えてあげました。
――共同生活は誰かが常にそばにいるという時間だったと思いますが、どうでしたか?
みやび:もしも自分を作ったとしても1カ月も一緒にいたら絶対ぼろが出ちゃうと思ったので、2日目には自分の殻を破ってオープンにしました。フェイスパックしてみんなの前に出たり(笑)。遠慮がないので、気づまりもなかったです。
――確かに。フェイスパックのみやびさんの姿、画面に出ていました(笑)。可愛かったです。恋愛に関してもオープンにできましたか。
みやび:恋愛はうさぎでした。何も言えない。なんにもできないって感じでした。視線とか表情では気持ちを表していたつもりでしたが、メンズは鈍感ですね(笑)。でも「告白オーディション」で気持ちを伝えることができたのでスッキリしました。
――後半戦からみやびさんの恋愛が動き出すのでしょうか。楽しみです。お芝居についても教えてください。
みやび:私、台本覚えが本当に悪くて……。AKB48時代もダンスはすぐに覚えられるのに歌詞がなかなか覚えられなかったんですよ。台本も、どうしようって思っていたんですが、徐々にコツをつかむことができました。相手がいて掛け合いができることはとてもありがたかったです。
――ペアになった男子メンバーで印象的な人はいましたか。
みやび:あつきのおかげで成長できました。お芝居のときのあつきの目は一生忘れないと思います。演技になるとがらっと変わって、普段とは違う目を見せてくれました。役によって目が変わるんです。同世代の男の子で初めて尊敬することができました。女優としてあつきのように目で伝えられるような演技をしたいって思いました。
――ありがとうございます! 後半、演技も恋愛もどう動いていくのか楽しみです!
取材・文:氏家裕子
写真:You Ishii