現在放送中の「ABEMA」オリジナル恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい~KISS or kiss~』(以下、ドラ恋)がいよいよ後半に突入する。8人の若手俳優が、毎回キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、本当の恋をしていく様を追いかける同番組。メンバーたちが真剣に芝居に打ち込む姿、恋愛に涙する姿など、リアルな模様が毎シーズン視聴者の心を虜にしている。今回もまた、ドラマ第1話から最年少メンバーと演技経験0年のペアが主役を勝ち取ったり、男子メンバーの指名が1人の女子に集中したりと、波乱だらけの展開が巻き起こっている。これから恋の矢印はどこに向かっていくのか、後半戦に向けてメンバーに前半戦の感想や後半戦への意気込みを聞いた。今回はメンバーの久保乃々花(以下、ののか)に、『ドラ恋』の思い出を語ってもらった。
【動画】『恋愛ドラマな恋がしたい~KISS or kiss~』
――本日はよろしくお願いいたします。演技経験0年でありながら1話で見事主役を勝ち取りましたね。選ばれたときはものすごく驚いているようでしたが、どんな心境でしたか。
ののか:オーディションのときには、ほかのメンバーの演技が凄くてただただ圧倒されていました。自分の演技が終わった後も、ちゃんとできたのか、なにもわからないくらい不安ばっかりでした。先生から名前呼ばれたときには「えっ」と一瞬真っ白になりました。
――主役を取れた決め手は何だったと思いますか。
ののか:ペアを組んだわく(京典和玖)が、稽古中にいろんなことを教えてくれたので、そのお陰だと感謝しています。先生から一番ナチュラルだといわれました。ああ、私たちは自然にできたんだ。私の武器はナチュラルなんだって初めて知りました。
――ペアを組んだわく君の印象はいかがでしたか。
ののか:第一印象は、20歳! 若! 見た目も若い! ですね(笑)。しかも最初人見知りしていたので、大人しい子なのかなと思っていました。でも、ペアになって近くで接してみたら、真面目で芯が通っていて、とても20歳とは思えないほど落ち着いている人でした。圧倒的な包容力があって、私がへこんでいるときに手を差し伸べてくれる人。この人ってすごいなって。
――ステキな人ですね。ほかのメンバーとの関係性も聞きたいです。
ののか:私は、女子メンバーの中では一番下で妹でした。みんな優しいお姉ちゃん。お兄ちゃんも3人。大家族ですね。
――わく君以外がお兄ちゃんですね(笑)。
ののか:そうですね(笑)。
――家族のようなみんなとの共同生活の中での恋愛、芝居、目まぐるしい日々だったと思います。撮影前と撮影後には心境に変化はありましたか。
ののか:とてもありました! メンタルが強くなりましたし、仕事に対する気持ちも高揚しました。本当にいい時間を過ごせました。
――どんなふうに強くなったと感じますか。
ののか:最初のころはめそめそと泣いてばかりいました。でもみんなの演技を見るごとに学ぶことがたくさんあって、自分についての気づきもいっぱいありました。涙も流すたびに、だんだんと自分の心を自分で保つこともできるようになりました。最初はみんなに助けてもらってばかりいたけど、最終的には「私が助けてあげなきゃ!」と思えるくらいゆとりができました。
――『ドラ恋』の経験は今後のお仕事に生かせそうですか。
ののか:生かしまくります。ていうくらい、ビックリするくらい学んでいますし、先生にもたくさんの教えてもらって、メンバーからも刺激をもらいました。これを生かさなかったら『ドラ恋』に出た意味がないと思っています。
――これからのご活躍も楽しみです。これからドラマは後半となりますね。最後に後半の見どころを教えてください。
ののか:「告白オーディション」が終わってから、めちゃくちゃ時間が早く過ぎていきました。どんどんメンバーの仲は深まって、お互いを高めあえる、刺激しあえる存在になりました。みんなの熱い思いが視聴者のみなさんにもきっと伝わると思います。
――ありがとうございます! 後半戦も楽しみにしています。
取材・文:氏家裕子
写真:You Ishii