現在放送中の「ABEMA」オリジナル恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい～KISS or kiss～』（以下、ドラ恋）がいよいよ後半に突入する。8人の若手俳優が、毎回キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、本当の恋をしていく様を追いかける同番組。メンバーたちが真剣に芝居に打ち込む姿、恋愛に涙する姿など、リアルな模様が毎シーズン視聴者の心を虜にしている。今回もまた、ドラマ第1話から最年少メンバーと演技経験0年のペアが主役を勝ち取ったり、男子メンバーの指名が1人の女子に集中したりと、波乱だらけの展開が巻き起こっている。これから恋の矢印はどこに向かっていくのか、後半戦に向けてメンバーに前半戦の感想や後半戦への意気込みを聞いた。今回はメンバーの樫尾篤紀（以下、あつき）に『ドラ恋』への思い、後半戦の見どころを聞いた。
【動画】『恋愛ドラマな恋がしたい～KISS or kiss～』
――本日はよろしくお願いいたします。ドラマ前半、あつき君はクールなお兄さんという印象でした。実際の心境はどうだったのでしょうか。
あつき：初日はものすごく緊張していました。いったいどういうテンションでみんなと向かい合ったらいいのかわからなかったので、全力で喋りまくったんです。でもそれは無理をした偽りの自分。本当はものすごく無口なんです。メンバーには、日が経つにつれて喋らなくなるよって一応伝えていました。
――無口になると宣言していたんですね（笑）。本当の自分をさらけ出すことができたということでしょうか。
あつき：メンバーがものすごくいい人ばかりだったので、すぐに打ち解けることができました。
――いい人、というのはどんなふうに？
あつき：みんな無理することなくすぐに自然体で接してくれたとこですかね。男子メンバーは20歳、22歳、24歳、28歳と年齢がバラバラでまるで兄弟みたいな関係性でした。1つの部屋に4人で寝ていて、お風呂がユニットバスなので、シャワー浴びていたら誰かが自然にトイレに入ってきちゃうみたいな。男ならではのオープンな感じが最初からありました。
――かなり無防備ですね（笑）。
あつき：あと、目覚まし問題も悩んでいましたが大丈夫でした。
――目覚まし問題？
あつき：僕は普段、起きる1時間半前から3分おきに目覚ましをかけているので、共同生活だと迷惑になっちゃうかもしれないなと。でも、ふたを開けてみたらみんな小刻みアラームをかけるタイプだったので大丈夫でした。
――1時間半前から3分おき！一発で起きる人にとっては迷惑ですね（笑）。みんな一緒でよかったです。女子メンバーとの関係はいかがでしたか。
あつき：恋愛対象として見ているので、男子メンバーのようなオープンな関係性というよりは、どういう人なのかなって観察しながら過ごしていました。みんな普段から気遣いのある人で、率先して皆さん洗い物をしたり料理を作ったりしてくれて助かりました。
――ドラマ第2話での主役を勝ち取りましたね。撮影前には『恋愛ドラマな恋がしたい～Kiss to survive～』に出演していたりょうくん（高崎凌）とかおるちゃん（後藤郁）が演じたEP.4 『嫉妬を溶かして』のキスに憧れがあるといっていましたが、実際に演じてみていかがでしたか。
あつき：アイスのキスと比べると、もっとピュアでフレンチな16歳くらいのキスかな～という感想です（笑）。
――確かに、ピュアな物語でしたね。恋愛についてもお聞きしたいです。恋愛をしていく中で印象に残っていることはありますか。
あつき：一番苦しかったのは、好きな相手に別に好きな人がいることでした。それを近くで見ているのは辛かったですね。でもその一方でその子に幸せになってほしいという気持ちもあってとても複雑でした。
――そんな思いがあったんですね。後半戦では恋愛に悩む姿も見られるんでしょうね。芝居においても刺激的な部分はありましたか。
あつき：それはものすごく。メンバー全員、芝居に対して強い思いを持っています。共同生活の中では、声が聞こえる場所でみんなが稽古をしているので。嫌でも目に入ってきます。役へのアプローチの仕方が三者三様で、1人も同じにならない。それはすごく刺激的でした。
――『ドラ恋』はこれから後半戦に向かっていきます。後半戦の見どころをぜひ教えてください。
あつき：悔しい思いとか、辛い気持ちとか今まで経験したことのない感情を毎日味わいました。恋愛に関しては「好き」というたった一言を伝えるのにこんなにも勇気がいるのかと、初めて知りました。後半戦も涙あり笑いありのいろんな展開が待っています！
――ありがとうございます。後半も楽しみにしています！
取材・文：氏家裕子
写真：You Ishii
