一般的には男性の仕事というイメージが強いAV業界。6月21日に放送されたABEMA「給与明細」では、そんな業界で活躍する女性監督・きっしーさん(25)に密着。女性ならではの悩みや仕事に対する熱意などに迫った。
きっしーさんの職場は業界最大手として知られるソフト・オン・デマンド。男性社会のイメージがあるAV業界だが、ソフト・オン・デマンドには意外と多くの女性が勤務しており、社員167名のうち約3割が女性社員だという。そんな会社で駆け出しのAV監督として活躍するきっしーさんは、いわゆる素人モノから女優作品や企画モノまで幅広いジャンルを手がけ、これまでに約7本の作品を制作。「自分はすごく人見知りで、先輩や組織が苦手なんですよ」と語る彼女は、「せめて自分が作る組織だけは、ちょっとでも居心地よくなったらいいなと思っていて。自分がトップならなおさらそういう空気を作りたいなという風にはいつも思います」と仕事に向き合う姿勢を明かした。
また、きっしーさんは「女同士で変な群れ方になったりすると、『邪魔だなこいつ』みたいに男の敵になってしまう」「男の人を萎えさせてしまわないか、いつも考えていますね」と、女性ならではの悩みも告白。そんな彼女について、1年先輩の井上ジャパンさんは「深夜まで台本を書いたり、編集室も毎回最後までいて、作品に対する熱意は人一倍あるなと。やっぱり女性だから舐められたり、そういうのもあると思うんですよ。男の僕らより、もう1個力を使って監督をやっているんだろうなと思います」と称賛の声を寄せた。
さらに、動画を制作する上で一番大切にしていることについて尋ねると、きっしーさんは「女の子の欲だったり男の子の欲だったりをちゃんと描きたいなと思っているので、ストーリーや心情の変化を1本筋を通していくというのを大事にしています」と説明。視聴者に向けて「見ている時だけは自分の性欲に正直になってもらって、好きなだけ発散してもらえたらいいなと思います。生きる力ですね」と動画の魅力についても語った。
(ABEMA/給与明細より)
『給与明細』を見るには?
『給与明細』はABEMAにて配信中。なお、よりディープな裏側に迫る『ウラ給与明細』も同じくABEMAにて配信中。