アニメ「憂国のモリアーティ」最終話は、これまでライバル同士だった主人公・ウィリアム(CV:斉藤壮馬)とシャーロック・ホームズ(CV:古川慎)の間に友情が芽生える展開だった。
【映像】涙が止まらない…川に身を投げるウィリアム(16分ごろ~)
「憂国のモリアーティ」は、「ジャンプSQ.」(集英社)にて連載中の同名漫画(構成:竹内良輔氏/漫画:三好輝氏)が原作。19世紀末のイギリスを舞台に、“犯罪卿”という裏の顔を持つ大学教授のウィリアム・ジェームズ・モリアーティが、仲間とともに腐敗した階級制度を打ち砕くために奮闘する。
前回の第23話では、ついにウィリアムが自身の正体を国民に明かした。そんな中、モリアーティ陣営の一員であるフレッド(CV:上村祐翔)は、“自らの死”をもって償おうと考えているウィリアムを「あなたは他の誰にも成し得ない正義を執行しているだけです」と説得。しかし、そんなフレッドに対して、ウィリアムは「僕は自分のやっている行いを正義だなんて思ってない。僕はいい加減、もう死にたいんだよ」と悲しげな笑顔を見せた。ウィリアムの切なすぎる告白に、視聴者からは「やつれている様子が伺えて辛い」「幸せになってほしい」などの反響が寄せられた。
6月27日より順次放送中の最終話「最後の事件 第二幕」では、シャーロックがウィリアムの死を阻止するために奮闘した。多くの民衆が見守る中、シャーロックは、川に身を投げようとするウィリアムを「お前は俺の大切な友達だ。お前が変えた世界は、これから生きるに値する世界になる。生きろ、リアム」と必死に説得。シャーロックの言葉を聞いたウィリアムは「僕の負けだ。シャーリー」と優しく微笑んだ。
ウィリアムの弟・ルイス(CV:小林千晃)が新たに創設された秘密機関“MI6”の指揮官に就任するシーンもあり、Twitter上では「すごい鳥肌が立った」「ルイス…立派になって…」「余韻が…余韻が…!」「最後のエモい終わり方も良い」「ずっと涙が止まりませんでした」など感動のコメントが続出していた。
第24話「最後の事件 第二幕」
【あらすじ】
自らの死をもって計画を遂げようとするウィリアム。その強い意志を受け入れた仲間たちは、それぞれに己の役割をまっとうするために動き出す。一方、"犯罪卿”ウィリアムから幕引きを託された"探偵”シャーロックもまた、ウィリアムの計画の真意にたどり着く。ロンドンを見下ろすタワーブリッジの上で、再び対峙したウィリアムとシャーロックは……。
(C)竹内良輔・三好 輝/集英社・憂国のモリアーティ製作委員会