東京オリンピック・パラリンピックの開催について世論が割れる中、ロシア人として初めて日本の司法試験に合格。日、英、ロのトリリンガルの弁護士として活躍するベロスルドヴァ・オリガ氏が「『五輪が一番大切だ』という価値観を急に国に押し付けられると反感を買ってしまう」と私見を述べ、東京五輪開催中止に関する世論の高まりに理解を示した。
“正直なところ”と切り出し、そのように話したオリガ氏はさらに「政治家的なポジショントークで五輪中止を匂わせたりもあったりするようだが、このままだとおそらく、開催される方向性になる」との見通しも。
そのうえでオリガ氏は「安心安全というところで行って欲しいのだが、そんな中でウガンダ選手団の話が出てきた。私としては心配なところが残る」と続けた。
オリガ氏の話を聞いた国際政治学者の舛添氏は厚生労働大臣を経験した立場から「(開催するなら)最低でも無観客にするべきだと思っている」と述べると、その理由について「新型コロナウイルスは感染してても熱も出ない、無症状だけど、ウイルスを持っているという状況になることもある。その状況でチケットを持っているからと国立競技場に行けば、熱もないので入場することができる。インド株(デルタ株)は感染力が高いので集まらない方がいい。直行直帰と言っても、日本選手が金メダルをとったら嬉しくなってその辺で楽しまないか、となる。自宅でのテレビ観戦しかダメというくらいにしないとやってはいけない」と説明した。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)
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